クリスマスの飾りつけに松ぼっくりを使うと、ほっこりした雰囲気がでてステキですよね。
ですが、この松ぼっくりを飾る意味ってご存知でしょうか?
ほっこり感を演出するためではなく、キリストにまつわる由来があるんです。
今回はクリスマスのオーナメントに松ぼっくりが使われている意味や由来についてご紹介していきます。
ちょっとした知識を深めて、クリスマス気分を高めていきましょう!!
参考:森林・林業学習館
松ぼっくりはもみの実の代用品!?
クリスマスの木といえば?
一般的にはもみの木を思い浮かべますよね?
松の木だと、一気に和風な雰囲気で、クリスマスというよりはお正月のイメージです。
実は松ぼっくりはもみの木になる「モミの実」の代用品なんです。
なぜ代用されているかというと、ズバリ、モミの実が拾えないから。
松ぼっくりとモミの実の違い
モミの木は高木で、高いものだと20~30メートルにもなります。
マツ科モミ属の常緑針葉樹です。
一方で松の木は、マツ科松属の常緑針葉樹。高さは10メートル未満のものから大きいもので40メートルほどのものまで、さまざま。
冬になっても緑色の針のような葉っぱを持つのは、松の木と同じですね。
球果は10 – 15cmと大柄で、はじめ緑色、10月頃成熟すると灰褐色になる。成熟すると鱗片が脱落するので、松かさの様にそのままの姿で落下することはない。リスなどがその種子を好んで食うので、樹下に青い鱗片が集まって落ちているのを見ることがよくある。
引用:ウィキペディア「モミ」
モミの実はコロンと落ちてくる松ぼっくりと違って、バラバラになって落ちてくるんですね。
丸い形の実は高いところにあって取れないし、クリスマスの時期には熟してしまってバラバラ…。
そのため同じマツ科の木の実である松ぼっくりが使われているのだそうです。
ちなみにモミの実は「モミボックリ」と呼ばれることもあるとか。
モミボックリの写真もこちらにありました。
モミの木にまつわるお話
松ぼっくりがモミの実の代用品なのはわかりましたが、なんでモミの実??という意味についてご紹介していきます♪
「勇者のもみ」
聖母マリアとその婚約者のヨゼフ。
2人が逃げていた際に、1本の大きなモミの木が葉や実を使って二人を隠し、その命を助けたという。
そのおかげでマリアはキリストを授かることができた。
もみの木は「勇者の木」としてたたえられ、この話に由来してクリスマスにはもみの木の実をイメージした松ぼっくりを飾るようになった。
諸説ありますが、こちらのエピソードがよく目につきます。
また松ぼっくり自体に「穀物の豊かな実り)」や「不老長寿」などの縁起のいい意味があり、オーナメントとして飾られているのかもしれませんね。
※松の木は常に緑色の葉を茂らせている様子が「永遠の命」を連想させてくれるので、縁起物として日本でも愛されています。
まとめ
クリスマスのオーナメントに飾られる松ぼっくり。
「勇者の木」モミの実の代用品なのか、
松の自体の縁起のよさによるものなのかははっきりしませんが、
由来に思いをはせながら飾りつけをすると、一段とクリスマス気分が高まります♪
クリスマスの飾りつけ、楽しんでくださいね。
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