車内での嘔吐。
狭い空間に、立ち込める悪臭…。
一瞬で密室が拷問部屋に変わってしまいます。
一刻も早くなんとかしたいものですよね!!
実はわたしも息子(当時2歳)が車の後部座席でマーライオンと化して、大変な思いをしたことがあります。
なんせ子どもはよく吐く!!
数年後に生まれた次男は、せき込んで吐き上げる常習犯で、ソファやカーペットもマーキングされまくっています。そういう体質らしいです(´;ω;`)
そんな生活の中で、安全に臭いを消せる方法を探して、たどり着いた方法をご紹介しますね。
子育て中のあなたのお役に立てればさいわいです。
この記事に書かれていること
洗えなくても大丈夫!!嘔吐の臭いの消し方4ステップ
吐物の処理をする流れは,おおむね以下の通りです。
臭いのもとになる吐物をきちんと取り除いて、さらに目には見えない臭いのもとにも対処していきましょう。
1. 吐物をとりのぞく
2. お湯で洗い流す
3. 重曹で消臭する
4. エタノールで除菌する
感染症の疑いがある場合は、マスクや手袋をつけて作業しましょう。
またウイルスの除菌には、次亜塩素酸を薄めたスプレーの使用がすすめられています。
キッチンハイターを薄めても使えます。
こちらを参考にされてください。
次からは、それぞれのポイントを説明していきますね。
1. 吐物をとりのぞく
まずは大物から処理していきますよ。
新聞紙やチラシなどで大まかに吐物をかき集めて、まとめてしまいましょう。
キッチンペーパーや古いタオルも使えます。
ビニル袋に入れて、燃えるゴミに出しましょう。
ゴミ袋に「吐物」と書くと親切です。
わたしはトイレットペーパーや流せるお尻ふきをつかって、トイレに流したりもします。
大量のトイレットパーパーを一気に流すとトイレがつまることもあります。
そのような場合には、数回に分けましょう♪
2. ぬるま湯で洗い流す・ぬれたタオルでふき取る
固形物をとりのぞいても、嫌な臭いや液体は、まだまだそこにありますよね。
ぬるま湯を使って洗い流すと、ずいぶんさっぱりしますよ。
車のシートなど洗い流せない物の場合は、濡らしたタオルで汚れを叩きだすようにして拭き上げます。
個人的に、水よりもぬるま湯の方がさっぱり感が上回る感じがします。
この時、お湯の温度を高くし過ぎないのがポイントです。
吐物の中にタンパク質系の汚れがある場合、お湯によって汚れが固まりシミの原因になります。
人肌程度のぬるま湯をおすすめします。
舐めたり口に入れる心配のうすいものであれば、バケツに食器洗い用の洗剤を1.2滴たらしたお湯で拭き上げるようにすると、さらに効果的です。
すすぎのように、何度か普通のお湯で洗ったタオルで拭き上げてくださいね。
3. 重曹で消臭する
吐物をとりのぞいても、完全に水洗いできない場合(洗濯など)は、やはり臭いが残ります。
そんな時には、重曹を使いましょう♪
重曹は料理の下ごしらえに使ったり、うがいに使ったりできるくらい身近で安全なものです。
万が一子どもやペットがお掃除した部分を舐めてしまっても、安心です。
吐物が臭うのは、胃酸の成分ペプシンが原因と考えられます。
胃酸は酸性の汚れですので、アルカリ性の重曹をかけると中和されて臭いが薄まるというわけ。
洗えるものであれば、重曹をいれた水につけ置きすれば大丈夫。
車のシートやソファなどの洗えない部分には、スプレー容器に水で溶かして、まんべんなくたっぷりと吹きかけましょう。
その後乾いたタオルで拭き上げます。
時間が許すのであれば、粉の重曹をたっぷりと振りかけて、吸水・消臭してみてください。
サラサラの重曹が水気を吸い込んで固まりますので、ほうきや掃除機でとりのぞきます。
これでかなり臭いがとれますよ。
ただし、長時間肌に触れるとかぶれたりする場合もあります。
できるだけ残らないようにふき取りましょう。
4. エタノールで除菌する
水分をしっかりととりのぞかないと、生乾きによる雑菌臭も混ざって、何とも言えない臭いに…。
仕上げにエタノールスプレーをたっぷりと吹きかけましょう。
エタノールは蒸発が早いので、1日もあれば勝手に乾いてくれます。
わたしはキッチン用のアルコール除菌スプレーを使っていました。
手近にあって、食器にも使えるものだったので。
1本100円程度で、惜しみなく振りかけましたよ。
※3と4をまとめて、重曹エタノールスプレーを使うのも効率がいいですね。
こちらのサイトを参考にしてみてください↓↓
参考:重曹とエタノールで作る!!洗いにくい服や家具をナチュラルに除菌するスプレー
車の場合は換気も大切!!
上の4つのステップを行ったら、しばらくは窓は全開にして、空気の入れ替えを行いましょう。
濡れた部分が早く乾きますし、空気中に漂う臭いの成分も拡散されます。
また、エアコンのフィルターに臭いが移ることも考えられます。
車内の臭いが気になる場合は、まずは換気を優先しましょう!!
エアコンをつけるたびにほんわか異臭が広がることになりますよ…。
重曹スプレーを知らなかった時には、2週間くらいは臭いが残っていたと思います。
毎日寒くても窓を開けていたので、地味に辛かったです。
外出先での対処法は?
車で移動中に嘔吐された場合には、自宅ほど道具がそろいませんよね。
臭いのもとを完全に取り除けなければ、臭いはなくなりません。
まずは嘔吐した人の対処を優先しましょう。
近くのコンビニや路側帯など、安全に車を止められる場所を探しましょう。
意識の有無や吐き気が続きそうなのか、状況をみて対処します。
外出先ではひとまず、吐物をとりのぞければいいと思います。
車内にタオルやティッシュ、ビニル袋などを用意していれば、なにかと役に立ちますよ。
ぬるま湯や重曹、エタノールなどは、コンビニやホームセンターなどに立ち寄ればすぐに手に入ります。
消臭作業は帰宅後にゆっくり取り組みましょう。
車内で子どもが嘔吐した!!私の場合
わが子がマーライオンになった時には、「吐物がのどにつまるのではないか」ととても怖かったのを覚えています。
車を止めて顔や口の中の吐物をとりのぞき、水などを含ませて、体調が落ち着くのを待ちました。
それから座席や衣服についた吐物を手早くとりのぞき、使い古したバスタオルをチャイルドシートに敷いて、子どもを乗せてひとまず帰宅。
自宅で子どもをきれいにしてお昼寝させた後、作業にとりかかりました。
車の中でも外せるものは、取り外して洗うのが早いです。
足元のシートやチャイルドシートは何度も丸洗いしてます(泣)。
まとめ
車の中での吐物の臭いを消す方法は次の4ステップです。
1. 吐物をとりのぞく
2. お湯で洗い流す
3. 重曹で消臭する
4. エタノールで除菌する
この方法をマスターしておけば、ソファやカーペットにも応用できます♪
車の中でも取り外せるものは、ちゃちゃっと洗った方が確実です。
外出先なら、できても1か2までが精いっぱいでしょうが、
車内に臭いがしみついてしまう前に、できるだけスピーディに処理してしまいましょう!!
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