つくし狩りやつくし採りをしてみたいけど、
でもつくしがどこにあるのかわからないっ、そんなことありますよね。
子どもの頃を思い出してみても、こんなに家が建っていなかったし…。
新しい土地で、どんな場所につくしが生えているのかわからない…。
子どもと一緒につくしを食べてみたいけど、どこのつくしでも食べていいの?
なんて、ちょっと不安になることも。
この記事では、
毎年春になるとつくし狩りを楽しむ筆者が、つくしの生える場所やつくしをとるときに気をつけたいことをまとめました。
今年はお散歩がてら、つくしを探しに行ってみませんか?
この記事に書かれていること
つくしはどこにでも生える!?場所や条件は?
田舎暮らしをしていると、つくしをそれほど頑張って探すこともないかもしれませんが…。
いざ見つけようとすると、見つからないのもつくしんぼなんですよね~。
つくしの生える季節や場所を外してしまうと、1年間お目にかかることはありません。
つくしの生える時期はこちらを参考にされてくださいね。
つくしが生える場所はこんなところです。
・日当たりのいい河川敷
・小川の土手
・田んぼのあぜ道
・空き地
・畑のすみ
・自宅の庭
・山間の道沿い
・公園
こうしてみると、本当にどこにでも生えている印象ですね。
ですが、つくしの生える条件というものはあります。
・雑草が茂っていて、土と水分がしっかりとある場所
・日当たりがいい場所
このような場所でしっかりと養分を蓄えると、また来年の春につくしが生えてくるという仕組みになっています。
つくしは胞子を飛ばして、地面に根をはり、どんどん増えていきます。
つくしの根っこは地下に茎をのばしていき、そこからまた新しいつくしを生やすのですが、
湿り気のある土は根を張りやすいのかもしれませんね。
また雑草が茂っている場所は、適度に日陰ができて乾燥しにくいという条件を満たしてくれています。
またつくしは酸性の土の方が育ちやすいです。
ですが基本的に、その辺の土は酸性になりやすいので、つくしにとっては好都合のようですね♪
つくしが生えにくい場所はある?
どこにでも生えそうなつくし。
実際に、つくしは強い植物で、畑や花壇に生えてくると、駆除をするのがとっても大変な雑草として扱われます…。
そんなつくしの生えにくい場所は
・砂地
・腐葉土やたい肥の多い、肥沃な土壌
・マメ科の植物の生えている場所
とはいえ、近所の空き地のつくしスポットには、「カラスノエンドウ」と呼ばれるマメ科の植物が近くに生えていますし、畑の脇だったりします。
あくまで「生えにくい」だけなのかもしれません。
つくしはどこにある?見つけ方をご紹介♪
大体の場所の見当がついたら、実際につくしを見つける際のポイントをご紹介します。
つくしを見つけるポイントは、
⇒スギナが生えているところをチェックする
この方法が一番見つけやすいですよ。
スギナって、写真の緑色のツンツンした植物ですね。
実は上の写真に、つくしの赤ちゃんとスギナの赤ちゃんが顔を出しているのがわかりますか?
上の方にひょっこりと…ですね。
季節が過ぎるとこんな感じでスギナとつくしが一緒に生えているところがみられます。
スギナはつくしと地下茎でつながっています。
同じ植物の「葉っぱ(スギナ)」と「花や種(つくし)」のようなイメージです。
(厳密にはつくしはシダ植物で、胞子で増える植物ですが)
スギナが生えている場所でも、夏までに十分な養分を蓄えることができないと、次の春につくしが出てくることはないようですが。
こちらの研究が熱い!!↓↓
「スギナの研究 つくしの生える条件」(自然科学観察コンクール入賞作品)
スギナのない場所には、つくしは生えないと考えられます。
私自身、ちょっとした散歩道でスギナを見つけると、「あ、春になったらつくし狩りできるな」と記憶しておきます(笑)
冬になると枯れてしまっていますが、それ以外の季節では大体スギナ自体は見つけることができますよ。
春になるとつくしの方が先に生えて、その後夏くらいにかけてスギナが繁殖していきます。
3月中旬あたりになるとスギナも成長し始めますので、
スギナの近くの雑草をちょっとかき分けてみると、つくしが見つかるかもしれません♪
つくし狩りの場所を選ぶときの注意点
つくしが生えているからと言って、どこのつくしでも採って食べていいのでしょうか?
子どもと自然遊びを楽しむときには食べない場合も多いのですが、気をつけたいポイントはいくつかあります。
つくし狩りの際に避けた方がいい場所や理由をご紹介しますね。
避けたい場所
・犬や猫のお散歩コース
・排気ガスが直撃する交通量の多い場所
・駆除剤がまかれている土地
・他人の管理地
河原や土手などは、お散歩コースなので、つくしの登場に気が付きやすい場所。
逆にその周辺は、犬や猫のトイレになっている可能性も高いです。
養分が豊富とも言えますが、気になる方は避けた方が無難です。
つくしを洗ったりゆでたりしてから食べるので、あまり気にならないという方もいらっしゃいます。私です。
畑の肥やしももともとは牛糞だったりしますし…ね。
同じような場所でも、人や犬が歩きにくそうな斜面を選ぶなどで、多少は避けられるかと思います。
交通量の多い場所
交通量の多い場所は、排気ガスやほこりなどがたくさんかかっている可能性があります。
よく洗って食べれば大丈夫かもしれませんが、気になる方は避けた方が無難です。
駆除剤がまかれているかどうかは、不自然に草がない、茶色く枯れているなど…を見て判断するしかありません。
有害な薬品が蓄積されているかもしれませんので、そういった可能性のある場所のつくしをとるのは控えておきましょう。
基本的にどこの土地にも所有者が存在します。
そこら辺に生えているつくしを採って、目くじらを立てる人はめったにいないかもしれませんが…。
土地の所有者がつくしを収穫して販売しているとなると話は別です。
そういった場所には注意書きや看板なども置かれて、わかりやすくされているかと思いますが、
つくし採りに夢中になって、トラブルにならないように注意しましょう。
衛生面や安全性については、科学的な根拠を見つけるのが難しい部分がありますが、
個人的にはこれらのことに気をつけています。
参考にされてみてください♪
まとめ
つくしの生える場所や条件、避けたい場所についてまとめました。
つくしは日当たりがよく、土と水分がしっかりとある場所でよく育ちます。
具体的には、
河川敷や、田んぼや畑のあぜ道、公園、空き地、山間の道沿いなど。
衛生面や安全面、トラブルのないように注意されつつ、つくし狩りを楽しまれてくださいね。
◎つくしの生える時期を知りたい方にはこちらがおすすめです。
つくしが生え始める季節の目安や、つくしがピークの時期のお知らせを知る方法をご紹介しています。九州は少し早いんですよ。あなたの地域はどれくらいの時期か参考にされてみてください。
≫≫つくし狩りの時期はいつ?桜の季節が最適?つくしの生える時期や目安をまとめました♪
◎つくし狩りをした後に、読みたい記事がこちらです。
つくしの下処理の方法・わが子がお気に入りのつくし料理のレシピ・実際に調理をした様子などをご紹介しています。