お外で焼き芋を作ったことはありますか?
最近では落ち葉や枯れた枝を集めて、落葉焚きをする風景も見られなくなりましたが、キャンプやバーベキューをするなら、ぜひ試してほしいのが焼き芋です。
お肉を焼いている間に、カレーを作ったあとに、ほんのひと手間でおいしい焼き芋が楽しめますよ。
今回はアウトドアでの焼き芋の作り方についてご紹介していきます。
【共通】焼き芋を作るための下準備
サツマイモを直接火に近づけると、焦げて食べられなくなります。
アウトドアで焼き芋を作る際に注意したいのが、サツマイモが丸焦げになること。
そのためにしっかりと準備しておきましょう。
用意するもの
・サツマイモ
・新聞紙
・アルミホイル
①サツマイモは水でよく洗います。
②新聞紙でサツマイモ全体をくるみ、水にくぐらせます。
※要はサツマイモを濡れた新聞紙で包むことが大切なのですが、先に新聞紙を濡らすと破れやすくてうまく包めないことがあります。
③アルミホイルで隙間な包んでおしまいです。
濡れた新聞紙に包むことで、水分が飛びすぎてパサパサになるのを防ぐことができます。
またアルミホイルの中で蒸し焼き状態になるため、じっくりと火が通って甘味が増しますよ。
アルミホイルがきちんとまかれていないと、水分がとびやすく、サツマイモが丸焦げになりますので、ご注意ください。
焼き芋の作り方 バーベキュー編
バーベキューやキャンプで火をおこすなら、ぜひその余熱を利用して焼き芋を作ってみましょう。
①バーベキューコンロで炭の火おこしをします。
※炭を使わずに薪を使う際には、炎が落ち着いて「熾火(おきび)」になるまで待ちましょう。
②炭に火がうつったら、バーベキューコンロの中に炭を広げます。
③用意したサツマイモはコンロの中に入れてしまいます。
写真の左下で、こっそりおイモが焼かれています。
※炭火の脇においているだけでも大丈夫。炭に近いほど早く焼きあがります。
④30~40分ほどすれば食べごろです。
竹串でさしてスッと入れば大丈夫。
アルミホイルの上からおイモの中心あたりをトングで軽く押してみて、ふにゃっとした感触ならそれも食べごろのサインです。
焼き芋の注意点やコツなど
バーベキューでは、木炭を使うことが多いかもしれませんね。
炭火の脇にサツマイモを置いておけば、ちょうど食事が終わった頃に焼き芋が食べごろになります♪ほったらかしで簡単です。
薪を使うときは、火がボウボウと出ていない状態で焼くのがコツです。
炎が出ている時には、お米を炊いたり、お鍋料理などをしておくと最適ですよ。
キャンプ場でカレーライスを作った後の熾火を利用して焼き芋をしましたが、炭の上にサツマイモをおいて、時々上下をひっくり返すように焼くと美味しくいただけました。
一方で、餅つきの際に焼き芋をして大失敗したことも…。
もち米を炊きあげるための窯に入れたときは、まだ火力が強すぎて、サツマイモを炭にしてしまったことがあります。
もう少し待ってから、余熱で焼き上げたらおいしく食べられたのに…。
焼き芋の作り方 焚き火編
筆者が小学生の頃に体験した焚き火で焼き芋を作る方法をご紹介します。
①地面(土)に40~50センチくらいの深さの穴を掘ります。
※近くに燃えるものを置かないようにしましょう。風の強い日にはできません。
②穴の中に大量の落ち葉と枯れた枝などをいれて、火をつけます。
落ち葉は山のように積んでおくイメージです。落ち葉の上に重しのように枝をおいていました。
③最初は炎が上がりますが、しだいに落ち着いてきます。それまで少し待ちます。
④火が落ち着いたら、燃えた落ち葉の上に、用意したサツマイモを置いていきます。
⓹上から落ち葉をかぶせて、30~40分待ちましょう。
※途中でサツマイモをひっくり返すと、焼きむらができにくいです。
落ち葉を使ってたき火をする際には、風で火のついた落ち葉が飛ぶ可能性があるので十分に注意が必要です。
焚き火ってしてもいいの?
当時は校庭のすみで焼き芋大会をしていましたが、今では行えませんね。
「ダイオキシン規制法」で学校の焼却炉も使用禁止になりましたし、酸性雨を浴びている枯れ葉を燃やすとダイオキシンが発生するというデータもあります。
とはいえ、焚き火に関しては一応合法となっているんですよ。
行政指導の対象になることもありますので、たき火をする際には、事前によく確認してくださいね。
政令などで定められている例外
・農業、林業を営むためにやむを得ないものとして行われる廃棄物の焼却
・風俗慣習上又は宗教上の行事を行うために必要な廃棄物の焼却
・震災、風水害、火災、凍霜害その他の災害の予防、応急対策又は復旧のために必要な廃棄物の焼却
・たき火その他日常生活を営むうえで通常行われる廃棄物の焼却であって軽微なもの。
(廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令第14条)
まとめ
アウトドアで焼き芋をする時には、炎が出てからしばらく置いて、火が落ち着いた「熾火(おきび)」の状態で焼くのがコツです。
炭や薪を使って、じっくりと焼き上げた焼き芋は、しっとりホクホクでとってもおいしいですよ♪
子どもと一緒に焼き芋をするのもいいですね。
外で火を扱う時には、火事ややけどに十分注意してくださいね。
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