つくしの食べ方を知ろう♪毒性を薄める下ごしらえの方法や定番レシピを紹介♪

記事タイトルの真下


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つくしの収穫♪

あたたかい日差しに春の訪れを感じる頃。

野原や土手に芽吹く草の茂みに目をやると、コロっと可愛い姿のつくしんぼう達♪

つくし採りに夢中になってしまって、処理に困ったことはありませんか?

食べられるとは聞いたことがあっても、実際に食べたことがないし。

毒がありそうで心配だから、捨てちゃおうかな…。

そんな心配はしなくても大丈夫♪

つくしはビタミン、ミネラル、βカロテンなどを含む、山菜の仲間なんですよ。

簡単な下ごしらえをするだけで、季節の味をおいしくただけます。

わが家では子どもとの遊びを兼ねて、毎年つくし狩りをして食べて楽しんでいます。

この記事では、知っておきたいつくしの毒性やつくしを美味しく食べるための下ごしらえの仕方、わがやの定番のレシピなどをお伝えします♪

ぜひ参考にされてみてください。


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つくしはどこを食べるの?

つくしの部位

つくしは、穂先、茎、ハカマにわけられます。

たまに根っこがついてくることも。

(つくしの根っこは地下を這うほど長いものです)

つくしを食べる際は、ハカマ以外の部分を食べます。

ハカマを取らずに食べると、味うんぬんではなく、固くて口の中に残って不快なのです。

玉ねぎの茶色い皮みたいな感じです。

ちなみにつくしと一緒に生えているスギナは、つくしが育って大きくなったものではありません。

※写真にある緑色のツンツンした草がスギナです。

つくし狩り2018.04

根っこの部分は一緒なんですが…。

つくし…子孫を残す役割

スギナ…栄養をつくる役割

このように、それぞれに同じ植物の役割がちがう部分なのだそうです。

スギナは乾燥させて「スギナ茶」として古くから飲まれています。

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つくしの下ごしらえの方法

つくしの下ごしらえ

つくしは摘んで時間が経つと、アクが出て黒く変色してきます。

さらにどんどん固くなってしまいます。

やわらかくて新鮮なつくしを食べるために、なるべく早く下処理をしましょう。

下ごしらえは次の手順で進めますよ。

  1. ハカマをとる
  2. 水でよく洗う
  3. 塩水でゆでる
  4. 水にさらす
  5. 食べやすい大きさに切る

では、それぞれ詳しくみていきましょう!!

1.ハカマをとる

ちまちました作業ですが、やり始めると結構はまってしまいます。

ハカマの取り方は、つくしからはがしてしまえばいいのですが、主に2通りの方法がありますよ。

ハカマの取り方①.指でハカマをはがす

ハカマの一部に縦に切り込みを入れ、そこから横に一周回すようにとると簡単です。

繊維に沿って上から下に引っ張ると、茎の部分までピーっとはがれてしまいます。

もったいないので、できるだけ横にはがしましょう。

ハカマの取り方②ストローでハカマをひっかけてはがす
 

ストローでとる

①の方法とは違い、繊維の方法に沿ってはがす方法です。

ストローを使うと指先はあまり使いません。

  • 指やつめが汚れるのがイヤ
  • 子どもも楽しくお手伝い
  • 気分転換したい

そんなときにはおすすめです。

時間や手間は…どちらもそんなに変わらないと思います。

2. 水でよく洗う

洗う

ハカマの部分に土がたまっていることも多いので、この順番が効率的。

土や雨などをよく洗い流しましょう。 

私はまずはボウルの中で、2度目はザルの中で流水を使って洗います。

ザルの中に汚れがなくなれば大丈夫です。

3. 塩水でゆでる

ゆでる

アク抜きをします。

つくしが隠れるほどの水をお鍋に入れ、お塩をひとつまみ。

水から10分くらいゆでます。

お湯が緑色に変わりますよ

沸騰したら火からおろします。

4. 水にさらす

茹でたつくしを水にさらすと、シャキッとします。

※私は和え物などに使うときは水にさらしますが、煮たり、ごはんと一緒に炊くときにはこの作業は飛ばしてしまいます。

5.食べやすい大きさにきる

これはお好みで。

5センチくらいだと、佃煮や炒めものにちょうどいいです。

長いままだと、つくしがからまって食べにくいです。

以上で下ごしらえはおしまいです。

ここまでしておくと、水気を切って冷凍保存もできますよ

たくさん採った時には、保存をしておくと、季節の味を何度か楽しむことができますね。

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つくしを揚げ物にするときの下処理は?

つくしの天ぷらやかき揚げも、定番メニューのひとつ。

春の山菜はてんぷらも合いますね♪

つくしを揚げ物にするなら、下処理はもっと簡単です!

ハカマを取って、汚れを洗い流します。

水気を拭き取って衣をつけましょう♪

お湯でゆでないので、つくしのほろ苦さが引き立ちますよ。

つくしの成分って?栄養があるの?

つくしは春の山菜。

実はたくさんのビタミン、ミネラルが含まれています。

主な栄養素は、

  • ビタミンB群
  • ビタミンE
  • カルシウム
  • カリウム
  • マグネシウム
  • リン
  • 亜鉛
  • 銅  

などなど。

古くからその薬効が期待され、食べたり、お茶にして飲まれています。

スギナ茶はむくみや花粉症の対策で飲まれる方もいます。

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つくしの毒は?食べても大丈夫?

ちょっと気になるのが、つくしの毒性。

つくしは食べすぎると毒だと聞いて育った方もいるのでは?

つくしにはごく微量ですが、

アルカロイド

という植物毒が含まれます。

これを大量摂取すると、

  • 幻覚作用
  • マヒ症状

などをひきおこすといわれています。

ただし、つくしに含まれる量はごく微量。

普通に食べても、まず症状は出ません。

さらに、下ごしらえの際にアク抜きをすれば毒素も水に溶けて、その心配も薄まります

ご安心を。

2歳のわが子は、つくし料理をモリモリ食べて何事もなく過ごしました。

つくしの佃煮を小鉢に1皿分くらいですけど。

でも、なにごとにも個人差がありますよね。

どなたでも初めて食べるものは慎重になるのが正解だと思います。

つくしのおすすめレシピ♪わが家の定番はきんぴら

つくしのきんぴら

下処理したつくしを使って、一品作ってみましょう。

つくしのレシピはさまざまですが、定番の和食メニューをご紹介します。

甘い味つけで、子どももおいしく食べられますよ。

つくしのきんぴら

材料(2人分)

  • つくし 200グラム
  • 油揚げ
  • 人参やキノコ、あまった野菜などがあれば
  • だしの素  大さじ1杯
    お水  200ccくらい
    醤油、みりん 大さじ1
  • 砂糖 小さじ2くらい
  • ゴマ油 少々

つくり方

きんぴら作り方

  1. お鍋にゴマ油をいれて、人参などの固いお野菜を軽くいためます。
    (写真では油揚げのみですが…)
  2. 油がなじんだら、だし、醤油、みりん、砂糖をいれ、中火で加熱します。
  3. 味の濃さはお水で調整します。
  4. 合わせだしが沸騰したら、ぎゅっと水気をしぼったつくしを入れます。
  5. 再び沸騰するまで火を通します。

水気がとんだらできあがり

仕上げに小口ネギなどをかけると、彩りアップ!

きんぴら以外にも、

  • 天ぷら
  • 春野菜とかきあげ
  • たまごとじ
  • ごまあえ
  • おひたし
  • 佃煮
  • バター醤油でソテー
  • カレー炒め

などなど。

たくさん採れたら、アレンジを効かせて楽しむことができますよ♪

まとめ

つくしんぼう

つくしの食べ方は、結構簡単ですよね。

下ごしらえは、

  • ハカマをとる
  • 水でよく洗う
  • 塩水でゆでる
  • 水にさらす
  • 食べやすい大きさに切る

摘んできたら、早めに下ごしらえをしてしまいましょう。

ハカマを取るときは、ぜひご家族で。人手が多いと時間もかかりません。

気になる毒素も、茹でればほぼ問題ナシ!

つくしを採ったりながめたりするだけでなく、食べることでも、春の楽しみをまたひとつ増やせますよ。

参考にされてみてくださいね。

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