突然ですが…、メープルシロップにカビが生えるってご存知ですか?
パンケーキにかけたり、紅茶に入れたり、パン生地に混ぜ込んだりetc…
いつもの暮らしにちょっとしあわせをくれる、メープルシロップ ♪
でも一度に使い切るのは難しいですよね。
残りはハチミツのように常温で保存したくなりますが…(わたしだけ?)、
開封後のメープルシロップはカビが生えやすい食べ物なんです!!
実は私、使いかけのシロップを戸棚で半年も放置してしまい、見事にカビを生やしてしまいました。
オーガニックの結構お高いシロップだったので、めちゃくちゃへこみましたよ…。
なんとか食べられないかと、さがした再生方法。
ちょっと子どもには食べさせたくないけれど、私が食べる分には十分イケる!!
今回はカビの生えたメープルシロップの再生方法を実際にやってみたので、ご紹介します!!
2018年10月 追記
メープルシロップのカビの毒素が気になるお方は、いさぎよく捨ててください。
毒素に関する情報が入り次第追記していきます。
この記事に書かれていること
実際に生えたカビはこんな感じ
ひと夏放置した我が家のメープルシロップはこちらです↓↓
ちょっとズームしてみます。
茶色い粉のようなものがうかんでいますね。
これがカビ。
お餅や食パンに見られるような、緑色のカビではありませんでした。
瓶を揺らすと、膜のように張ったカビがゆらゆらと揺れます。
あまり揺らしてメープルシロップと混ざり合っては困ります。
慎重にうごかしましょう。
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メープルシロップの再生方法
さっそくメープルシロップを復活させましょう。
調べてみると2通りの方法があるようです。
- コーヒーフィルターなどでカビをこして、そのまま使う方法
- 加熱殺菌して使う方法
メープルシロップのカビは毒素がないため加熱しなくても大丈夫という意見をネットで見つけました。
※2018年10月追記
自宅にある食物事典には、「メープルシロップにカビが浮かんでいた場合、毒素がシロップ全体に広がっている可能性もあるので、潔く捨てましょう」との記載がありました!!
私自身はピンピンしていますが、ご自身の責任で挑戦されてみてください。
初めての挑戦ですし、お腹を壊す心配もありますので、今回は加熱殺菌する方法を試してみることにしました。
手順をまとめると、以下の通りです。
加熱殺菌する方法
(用意するもの)
-
- カビの生えたメープルシロップ
- お鍋
- スプーン
- 煮沸消毒したガラス瓶
思いつきだったので、家にあるもので挑戦です。
実際のすすめかた
①スプーンなどでカビをきれいにすくい取ります
②味見してみます。香りや風味に変わりがないかを確認します
③メープルシロップを鍋に入れ、80度くらいの温度で煮詰めます
④鍋で常温に冷ましてから瓶に移し替えます
あんがい簡単ですよね。
順にやってみました。
①スプーンなどでカビをきれいにすくい取ります
瓶のままではカビはとれそうにありません。
まずは、もともとの瓶から別の容器にメープルシロップを移し替えました。
斜めに傾けた瓶の口にカビが残るようにすると、結構きれいに分かれます。
そのあとはスプーンでカビを混ぜないようにすくいとりました。
②味見してみます。香りや風味に変わりがないかを確認します。
恐るおそる味見をしてみます。
まだ殺菌していませんのでね。ほんのちょっぴりで大丈夫でしょう。
特に味や香りには問題なさそうです。
ここで酸っぱいとか臭いとか明らかな異変を感じたら、潔くあきらめましょう!!
いくらオーガニックでお高いシロップだからといって、腹を壊してしまっては元も子もありません(笑)
③メープルシロップを鍋に入れ、80度くらいの温度で煮詰めます
次にシロップを鍋に入れて火にかけました。
我が家には調理用の温度計がありませんので、80度は感覚に頼ることに。
弱火で3分ほど熱するとフツフツと鍋の底が泡立ってきます(下の写真参照)。
ここが殺菌のキモだと思い、5分ほどシロップをかき混ぜながら煮詰めました。
④鍋で常温に冷ましてから瓶に移し替えます
火からはずしてお鍋のまま常温に冷ましていると、シロップが少し固まってきたように感じたので、まだあたたかいまま瓶にいれちゃいました。
口の狭い瓶ですと、やけどする可能性があるので冷ましてから移し替えてください。
瓶自体は煮沸消毒できるくらい熱に強いので、お鍋からはずしたら直接シロップを入れてもかまいませんよ。
冷めたら、ふたをして冷蔵庫にて保管!!
これでおしまいです。
余談ですが、お鍋に残ったシロップがもったいないので、ミルクと紅茶を入れて美味しくいただきました。
その後、お腹の調子も悪くなりませんでした♪
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実際にやってみて感じたこと
①加熱するとトロトロに
加熱したメープルシロップは、水分が減ったのか少し粘度が増しました。
以前はサラサラとしていましたが、加熱後はハチミツのようにトロトロと線がかける感じです。
パンケーキにかけるなら、このくらいのトロトロの方が私は好みです。
②風味は多少おちる
調べてみると、カビたり古くなったシロップは風味が多少劣るようです。
我が家の保管状況はかなりずさんなものでしたが、メープルの香りはちゃんとしました。
それでも開封したてのフレッシュなシロップと比べると、やはり違う気がします。
もっと強い香りが広がったでしょうね。
メープルシロップの保存期間
保存期間が長いという印象のメープルシロップ。
一体どのくらいもつものなのでしょうか。
たいていのメイプルシロップには、その容器に賞味期限が記載されています。
一般にガラス容器で3年、プラスチックで2年といわれています。
でもこの賞味期限、開封前のものなのでご注意ください。
開封してからは数カ月といわれているようですが、開封後1週間ほどでカビのような膜が見られたケースもあり、ご家庭での保存方法や添加物の有無にも影響されるようです。
ちなみに我が家のメープルシロップは戸棚で半年も放置されておりましたが、カビの膜が張っている程度で、香りも味もそれほどおちていませんでした。
戸棚は日陰だったので、一応冷暗所ってことになるのかもしれませんね。
まとめ
うっかりカビを生やしてしまったメープルシロップは、加熱処理をすることで再び食べることができました。
味見をしてみて、酸っぱさや明らかな異常を感じなければ、試してみる価値ありです!!
ただしあくまでも自己責任でお願いしますね。
天然の甘味料は、防腐剤や添加物がないことも魅力のひとつですよね。
保存期間や保存方法に気をつけて、無駄にならないようにいただきましょう♪
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