朝顔の花がらはとっちゃダメ!?花がら摘みの理由とやり方 種を残すには?

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朝顔の花

小学1年生の夏休み。

学校から持ち帰った朝顔が次々と花を咲かせてくれて、緑の葉っぱもぐんぐんと成長を続けています。

でも気になるのが、しぼんでしまった花びら…。

次々と咲いて、次々にしぼんで茶色く枯れていくのですが、

そのままにしておいていいのか、

枯れた花(花がら)を取った方かいいのか

ちょっと悩ましいですよね。

枯れた花を取り除いた方が朝顔のためにはいいのですが、

取り方や理由を知っておかないと、

いつまでたっても種ができない…ということもあるんです。

そこで今回は、花がら摘みをする理由、朝顔の種になる部分や、種ができるタイミングなどをふまえて、花がらの取り方ご紹介します。

≪参考≫

  • 写真でわかる園芸用語集
  • 学研サイエンスキッズ


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朝顔の花がら摘みをする理由 そもそも必要なの?

本来ガーデニングなどでおこなわれる花がら摘みは、枯れた花びらだけではなくがくごと摘み取ります。

花がら摘みは、つぎのような理由からやった方がいいといわれています。

・種をつけないため(種ができると株に負担がかかり、早く花が終わる)
・カビなどの病気を防ぐ
・見た目をキレイに保つ

ですが、朝顔の場合はそこまでする必要はほとんどいりません。

朝顔はもともと丈夫でぐんぐん育つ性質の植物なので、こまやかなお世話がむずかしい小学生でも育てることができます。

また1年限りの株なので、そこまで心配しなくても問題ない…というのが本音です。

とはいえ、自由研究の観察日記のためにできるだけ多くの花を楽しみたい、2学期に朝顔の種を持っていく必要があるというご家庭もありますよね。

そういった場合には、花がらつみを効果的に取り入れていかれるのがおすすめです。

また、花がらつみの主な目的である「種をつけないようにする」を知らずにせっせと花がらを積んでしまうと、いつまでたっても花は咲けども種ができない…という状況になってしまいます。

筆者の場合、ガーデニングが好きなじいちゃんが毎日せっせと花がらを摘んでくれていたので、なかなか種ができずにこまりました(笑)

目的に合った花がらの取り方を知っておくことで、朝顔を季節中楽しむことができます。

朝顔の花がら摘みのやり方

丈夫で旺盛な育ち方をする朝顔ですが、花がら摘みをすることで、もっとすくすくと育ってくれるようになります。

枯れた花をつけたままだと

・カビが生えやすい

・枯れた花が落ちて葉っぱにくっつき、病気になりやすくなる

などのデメリットもあります。

気づいたときには花がら摘みをしてあげると、朝顔にとってもさらに元気に花を咲かせやすい環境になりますよ。

朝顔の種を残すときの花がらつみのやり方

もともと朝顔の種をのこしたければ、枯れた花びらはそのままにしておいてかまいません。

花が咲いた後に放っておけば、そのまま自然に種ができます。

そうはいっても、枯れた花がついたままだと見栄えなども気になるんですよね。

種をとって残す必要があるときの花がらつみは、枯れた花だけとってしまい、種になる部分をのこしておきましょう!

朝顔の種は、花びらの根元の子房とよばれるこの部分の中にあります。

あさがおの種になる部分

この部分を残して、しぼんだ花だけを取ってしまえば大丈夫です!!

軽く指でつまんで、スポッと引き抜くことができますよ。

めしべのつけ根にある子房の中には胚珠(はいしゅ)といわれる、種のもとになる部分が隠れています。

めしべに花粉がついたら、胚珠が種になるしくみになっています。

こちらはアブラナの図解ですが、種のでき方がわかりやすく説明されています。

≫≫植物の種はどうやってできるの?(学研キッズネット)

ちなみに胚珠から茎に続く部分を花柄(かへい)とよび、種をつくらないための花柄摘みはこの部分から枯れた花をつみ取ります。

この部分を残しておければ、ちゃんと種ができるので安心♪

必要な分量の種が収穫できた後は、お花を楽しむための花がら摘みにチェンジしてしまってかまいません。

朝顔の花を長く楽しみたい時の花がら摘みの方法

朝顔の花を長くキレイに楽しみたいなら、花がら摘みでは種になる部分もとってしまうのが効果的です。

ガーデニングなどで行われる花がらつみは、「種をつけさせない」ことが一番の目的。

植物は種に栄養を蓄えて子孫を残そうとします。

ですが、種にどんどんと栄養を取られるので、キレイな花を咲かせ続けることができなくなってしまいます。

そのため朝顔の花を長く楽しみたい方は、種をつけないように、花のつけ根にある種になる部分から摘み取ってしまいましょう。

花や蕾をつけるための成長に栄養を使ってくれるので、たくさん花を咲かせやすく、なにもしない時と比べて株も長持ちしやすくなります。

朝顔の花がらはいつとるの?タイミングは?

花がら摘みはいつした方がいいのか、タイミングも気になるところですよね。

朝顔の場合は、気になったときにすれば大丈夫です。

咲いた花がしぼんだり、色褪せたりしたら摘み取ってしまってかまいません。

ただし、朝顔に元気のある時がおすすめです。

水やりの前や、水が不足している場合、気温が高い時間帯など、朝顔の株自体がしなっとして元気のない状態では、花がら摘みで茎などにダメージを与えやすくなります。

しっかりと水やりをした後、最適な気温で朝顔がみずみずしく元気なタイミングで花がら摘みをした方が、株を傷めにくいといわれています。

また、種をつけたい場合は、夕方以降にしぼんだ花を指で軽くつまんでひっぱると、スポッと簡単に抜けます。

そのころには、種を作るための受粉も終わってしまっています。

受粉が終わる前に花がらを摘んでしまうと、たとえガクの部分を残していても種にならないのではないかと心配になったのですが、

朝顔は花びらがひらいた時に受粉をするようです。

こちらの動画が参考になりました。

出典:研究「朝顔自家受粉の謎」

これによると、朝顔は花がひらく前に受粉が終わっています

つまり、しぼんだ花びらはこころおきなくとりのぞくことができるわけです。!

種を残したくても、残したくなくても、

花がしぼんでしまっていて「もう楽しめないな~」と感じた時には、花がらを摘んでしまいましょう。

ちなみに筆者は、朝の水やりタイムの後、気になった花がらをチョイと取るのが日課です。

まとめ

朝顔は丈夫な植物なので、枯れた花びらをとる花がら摘みの作業は、それほど必要ではありません。

ですが、こまめに花がらを摘む方が、すくすく成長してくれます。

種を作りたい種を作らず花の数を増やしたいなど、目的によって花がらの取り方が若干違いますので、ご注意くださいね。

朝顔の花は次々に咲くので、種を集めるチャンスはたくさんあります。

ある程度種が収穫ができれば、種を作らないように胚珠ごと花がらを摘んでしまうのがおすすめです。

そうすると、種ではなく花や葉に栄養が届けられて、長く朝顔の花を楽しむことができますよ♪

せっかく子どもが持ち帰った朝顔。

種もとって、お花も長い期間楽しんじゃいましょう♪

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

子どもが持ち帰った朝顔が、元気に育たないときも困りますね。

主な原因と対処法をまとめてみました。これで観察日記も大丈夫!!

≫≫朝顔の夏休みの育て方 長持ちのコツ4選♪花の期間はどのくらいのびた??

朝顔を育てる中で困ったことがあれば、対処法をあれこれ試してみると自由研究になります♪そのほかにも朝顔を使ってできる自由研究を探してみました。

≫≫【自由研究】朝顔を使って色水を作ろう!!(追記します)

記事下

 


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