焼き芋を焼くときに、キッチンペーパーやアルミホイルは必要なのでしょうか?
ゴミが増えるし、手間もかかりますよね。
実は、弱火でじっくりと焼けば、どちらも使わなくても大丈夫なんです!!
今回は、焼き芋にキッチンペーパーやアルミホイルを使う意味や焼き方についてまとめてみました。
好みによって使い分けるのがコツですよ。
この記事に書かれていること
焼き芋にアルミホイルを使うのはなぜ?
アルミホイルを使うメリットについて、まとめました。
直接火にあたらないので焦げにくい
火力が強かったり火に近すぎると、サツマイモの温度が上がりすぎて、表面が焦げてしまいます。
ホイルをかけることで、サツマイモが焦げるのを防ぐことができます。
クッキーやスポンジケーキなどを焼く際にも、焦げ目を防ぐためにアルミホイルをかぶせる方法はよく行われますね。
イモの水分を閉じ込めて蒸し焼きにしてくれる
サツマイモから出る水分が水蒸気としてアルミホイルの中で充満して、蒸し焼きのような状態になります。
アルミホイルの中の温度の上がり方が少しゆっくりになり、サツマイモの甘さを引き出してくれます。
ホイル焼きのような状態ですね。
水で濡らしたキッチンぺーパーや新聞紙を使う場合にも、アルミホイルで蓋をしないとすぐに水分がとんで、紙が燃えてしまいます。
熱の伝導率がよくなるのはメリットじゃない?
アルミホイルを使うことで、熱が伝わりやすく、焼きむらを防ぐという意見が見られました。
たしかにアルミは熱しやすく冷めやすい性質があるので、お湯を早く沸かすためのヤカンや水を早く凍らせるための製氷皿などに使われています。
ただし、熱を素早く伝えることでの焼き芋のメリットは、特にありません。
焼き芋はじっくりと熱を加えた方が甘くなりますので、早く加熱するとあまりおいしくありません。
熱が均等に伝わるわけでもなく、アルミホイルを巻いてもサツマイモの焼きむらはできます。(実際にアルミホイルを巻いていても、火に近い部分の方が焦げやすいです)
これに関しては、メリットとして扱うのは弱いかな~と思ったので、こちらで書いておきます。
焼き芋にキッチンペーパーを使うメリット
キッチンペーパーや濡らした新聞紙にも、役割がありますよ。
水分を保つことができる
水で濡らしたキッチンペーパーや新聞紙でサツマイモを包むことで、サツマイモの中の水分が蒸発しすぎてしまうのを防ぎます。
水分がなくなると、サツマイモが焦げやすくなります。
焦げなくても、パサパサとした食感であまりおいしくありません。
電子レンジなどの水分が飛びやすい調理法は、水分をしっかりとキープした方がおいしくできあがります。
※電子レンジにはキッチンペーパーを使っても、アルミホイルはNGです。
アルミホイルが発火します。気をつけてくださいね。
温度のあがり方をゆっくりにしてくれる
キッチンペーパーに含んだ水が水蒸気に変わるために、熱が使われます。
そのため焼いているサツマイモは、直火で焼くよりも低い温度でじっくりと温められていきます。
水分を増やすことができる
サツマイモの水分だけでは足りないとき、もっとしっとりさせたい時には、水を含んだキッチンペーパーを使うことで水分を補うことができます。
しっとり、ねっとりした焼き芋がお好みの方にはぴったりですね。
焼き芋はアルミホイルなしでもできる
実はサツマイモは裸のままで焼いても、十分においしく食べることができます。
方法は簡単。
焦げないように弱火でじっくりと加熱するんです。
石焼き芋もアルミホイルは巻かれていませんよね。
石を利用して、50~70度くらいの温度で、じっくりと焼いているからです。
多少焦げ目がついて風味が増しても、丸焦げにはなりません。
自宅で焼き芋を作る際に石を使うのは難しいのですが、
火加減や時間を調節すればアルミホイルも濡らしたキッチンペーパーもなくて焼き芋が作れます。
トースターくらいの火力なら、裸のサツマイモを焼き芋にすることができます。
(1000w以下が理想的です)
一方で、たき火やバーベキューのように、火の近くで直接焼くような場合には、丸焦げにならないように工夫したいところですね。
つまり、こういいうことです。
裸のサツマイモ⇒強い火で焼くと焦げてパサパサになりやすい
アルミホイルを使う⇒水分が逃げにくい、おイモが焦げにくい
キッチンペーパーを使う⇒おイモが加湿される、温度がゆっくりと上がる
好みでアルミホイルやキッチンペーパーを使い分ける
サツマイモの焼き方や好みの触感によって、使ったり使わなかったりを選ぶのが一番です。
しっとり派
水分を閉じこめて加熱する方法だと、しっとりとした焼き芋を楽しむことができます。
濡らしたキッチンペーパーやアルミホイルを使って、水分を逃がさないようにしましょう。
おすすめの調理法
電子レンジ・炊飯器・蒸し器などの「蒸し系」
焼く場合はキッチンぺーパーやアルミホイルを使って保湿
ホクホク派
ホクホクとした食感が好みなら、適度に水分を飛ばす工夫をしましょう。
アルミホイルやキッチンペーパーは必要ないかもしれません。
サツマイモ自体も一本丸焼きにするよりも、カットして焼く方が水分が飛びやすくなります。
まとめ
自宅での焼き芋は、アルミホイルや濡らしたキッチンペーパーなどを使わなくても作ることができます。
ポイントは弱火でじっくり加熱すること。
アルミホイルやキッチンペーパーを使うことで、焦げ目やおイモのしっとり感を調節することができますよ。
ご自宅で、自分好みの焼き芋づくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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