松ぼっくりはよく燃えます。
松ぼっくりだけではなく、松の木自体がよく燃える性質を持っています。
たいまつ(松明と書きます)は、今でこそ布に灯油などをつけて作られますが、以前は燃えやすい松の木を使っていたんですよ。
松ぼっくりが燃える理由はこちらをどうぞ。
とはいえ、松ぼっくりがどんなふうに燃えるのかご存知ですか?
「天然の着火剤」と呼ばれる松ぼっくりですが、バーベキューで使うジェル状の着火剤のようには燃えませんよ。
今回は、松ぼっくりの燃え方の真相についてご紹介していきたいと思います。
バーベキューやキャンプで、松ぼっくりを着火剤にしてみたい方の参考になるとさいわいです♪
松ぼっくりの着火にかかる時間は?
よく燃えるとはいえ、松ぼっくりに火をつけようとしても、紙に火がつくような速さではありません。
実際に試してみたところ、普通の100円ライターでマツカサを10秒ほどあぶって、少し火がつく感じでした。
使う松ぼっくりの状態によっても、火がつくのにかかる時間は変わります。
松ぼっくりは乾燥しているものの方がよく燃えます。
拾いたての松ぼっくりは日向で乾燥させておくと使いやすいですよ。
マツカサがよく開いているものを選びましょう。
私は拾って2~3日程経った松ぼっくりを使ったのですが、なかなか火がつかず20秒くらいかかりました。
ちょっとつぶれた物を選んだのが原因だったのかもしれません。
松ぼっくりは長く燃える?
一度松ぼっくりに火がつくと、ゆ~っくりじわじわと炎が広がっていきます。
花弁のように開いたマツカサの間を空気と一緒に火が回っていく感じです。
そのうちにボウッと炎があがっていきます。
大きさにもよると思いますが、松ぼっくりひとつだと2分ほどで火が消えました。
5~6個集めて火をつけると、しばらくは燃えていてくれそうです。
いきおいよく火柱が上がる
たき火など、もともと火が起きているところに松ぼっくりを入れると、「ボワッ」と火柱が上がります。
ファイヤー!!って感じで、ワクワクします。
松ぼっくりだけを10個ほど集めて火をつけても、同じように火柱が上がるようです。
ただし全く火のついていない状態から、松ぼっくりに火をつけると、すべての松ぼっくりに火が回って火柱が上がるまでしばらく時間がかかります。
こちらの動画が参考になりました。
松ぼっくりは爆発する??
松ぼっくりが爆発するということを聞いたことがあり、調べてみました。
私自身はたき火やバーベキューに松ぼっくりを使ったことはありますが、松ぼっくりがはじけたことはありません。
インターネットなどで調べていると、
「火の中に入れて、爆発して危険」なのは「どんぐり」という意見が多いようです。
ですが、松ぼっくりが火の中で爆発したという経験をされた方も、一定数いらっしゃるようです。
しかも火のついた松ぼっくり自体が飛んでいって、火事にも発展する可能性があるとか。
たしかに乾燥が不十分だったり、カサが閉じている状態の松ぼっくりは、火の中に入れると爆ぜて(はぜて)しまうかもしれません。
まだカサが閉じっている部分には種や空気が閉じ込められています。
それが火の中で急速に温められたとしたら…?
絶対安全であるという保証はありませんので、松ぼっくりを使って焚き付けなどを行う際には、十分に注意して行ってくださいね。
まとめ
本当によく燃える松ぼっくり。
ですがいきなりボウボウとは燃えません。
じわじわと火が回り、2分ほどは燃えているので、種火として十分使えるのです。
ただしすでに燃えているところに入れると、その温度が高いからか、ボウッといきおいよく燃えます。
松ぼっくりの燃え方の特徴をいかして、たき火やバーベキューを楽しんでみてくださいね。
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