子どもが学校から持ち帰った朝顔。
夏休み中に観察をしたり、2学期に再び学校に持ってくるように言われていたり、できるだけ長持ちさせたいものですよね。
朝顔は丈夫な花ですが、なんとなく育てていると、枯れたり花が咲かなくなったりしてきます。
わがやでは、お盆を過ぎたころから、つぼみがつかなくなってきてました…。
置き場所や水やりなどの育て方を見直してみたところ、見事に復活!!
どんどん花がさき、いつまで咲き続けるのかと逆に心配になるほどでした(ひどい)。
そこで今回は、小さな鉢に入った観察用の朝顔を長持ちさせるコツやどのくらいの期間、花が咲き続けたのかなどを実体験をもとにご紹介していきます。
ご家庭の環境などでもさまざまでしょうが、参考にしていただけるとさいわいです♪
この記事に書かれていること
朝顔の夏休みの育て方
小学生が学校から持ち帰った朝顔を、自宅でどうやって育てたらいいのか。
学校からは特にお便りなどもありませんし、小学生の子どもに聞いても心元ないですよね。
朝顔を育てるには、
①日当たりがよく・風通しのよい土の上に置く
②土を増やすまたは植えかえる
③肥料を適量与える(週1程度)
④水やりは朝早くにたっぷりと行う
⑤花がらを摘んで、種ではなく株に栄養をいきわたらせる
このようなことに注意しておけば大丈夫です。
学校でどうやって育てていたのかと子どもに聞くと、
「日当たりのいい場所に置いて、水をたっぷりあげるんだよ」くらいの返事が返ってきました。
その通りにやっていると、たぶんわがやのようにお盆を過ぎたころが寿命ではないかと感じます。
次に長持ちさせるコツについてご紹介していきますね。
朝顔を長持ちさせる4つのコツ
朝顔を長持ちさせるために、私がやったのは次の4つです。
①日当たりがよく・風通しのよい土の上に置く
②土を増やす
③肥料を適量与える(週1程度)
④水やりは朝早くにたっぷりと行う
小学校から持ち帰った朝顔は、栽培キットの小さな鉢に入っていました。
つるが絡んでいたので、外すのを手間に感じて、植え替えはしませんでした。
(2学期にそのまま持っていく必要がある方もいらっしゃいますよね。)
また、わがやでは種をたくさんとりたかったので、⓹の花がらは摘みませんでした。
植え替えなし、花柄つみもなしでしたが、
かたくさんのお花を咲かせてくれるようになったんです。
主に①~④のポイントが効果的だったと感じています。
次からくわしくご紹介していきますね♪
ポイント① 日当たり風通しのよい土の上に置く
学校から持って帰った朝顔をどこに置くのか、置き場所にも悩みました。
家の敷地内で、日当たりがよく風通しの良いところを探してウロウロ。
合計4回のお引越しをしました。
朝顔の置き場所を選ぶときに気をつけたいこと
・風通しがいい
・日当たりがいい
・タイルやコンクリートよりも土の上
・夜はしっかりと暗くなる
・午後には日陰になる
・西日など強すぎる日差しにあて続けると株が弱る
・室外機の温風があたらない
※すべてを網羅するのは難しいです。できるだけ近い条件になるように工夫されてみてください。
はじめは玄関の脇においていましたが、西日が強くタイルの上だったので、暑すぎました…。熱がこもりにくい土の上が理想的です。
日差しが強すぎるのもよくないのかも…、と時間によっては木の影ができる場所を選びました。
ちょっと日当たり悪いかな~と思いつつ様子を見ましたが、黄ばんでいた葉っぱが徐々に青々としっかりとしていったので、夏バテ気味だったようです。
朝顔が元気のないときには、無理にお日様の下にだすよりも半分日陰のような場所で休ませてあげる方が回復が早いですね。
朝顔はお日様の光を浴びて栄養を作り出しますし、日の当たる長さを感じて花を咲かせる植物です。
夜中に外灯の明かり当たっていると、いつまでたっても花を咲かせずに散ることがあるそうです。
ポイント② 土を増やす・植えかえる
土にはたっぷりと水や栄養分を貯えたり、強い日差しから根を守ったりする役目があります。
栽培キットの鉢は小さいですし、土もたっぷりではないんですよね。
わがやの朝顔、根っこがむき出しになっていました。
そこで根本を隠すように、自宅で余っていた野菜の土(笑)をかけてやりました。
これだけでも保水力が変わったのか、朝の水やりから夕方までの間にシナシナとしぼんでいた葉や茎がしっかりとしています。
じつは学校で用意してくれる鉢の大きさや土の量は、朝顔にとって最低限のものなんです。
理想ではひとつの鉢にひとつの苗だとか。
息子の話では、ひとつの鉢に種を4つ植えたというのですから、朝顔にとってはめちゃくちゃ窮屈な状態なんでしょうね。
根っこもはりにくいし、必要な栄養を十分に吸収できているとは言えません。
学校から朝顔を持ち帰ったら、
・鉢の土を増やす
・大きめのプランターに植え替える
・朝顔の苗をいくつか間引く
ひとつの株にいきわたる栄養の量が増やすと、元気に長持ちさせることができます。
わたしの場合、ツルが巻いて花も咲かせた朝顔を間引いたり植え替えたりするのは、手間もかかるし、花が傷んでしまいそうなので今回は土を増やすだけしてみました。
学校から持ち帰ってすぐだと、ツルも4本程度で背丈も低いので植え替えやすいと思います。
本格的に育てたい方には植え替えをおすすめします。
ポイント③ 肥料を与える
お盆が近づく頃、せっかくつぼみができても花が咲く前にポトリと落ちてしまう日が続いていました。
花を咲かせるだけの栄養が足りていないのではなかろうかと、液体肥料を与えてみることに。
使ったのはこちら。
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こちら、薄めて使うので長持ちです。
ガーデニング用に自宅に保管してありました。
花を咲かせるために必要な栄養素が、多めに含まれています。
植物は花を咲かせる時にもたくさんの影響を必要とします。
結構なエネルギーを使うので、そのまま放っておくと種を作って枯れてしまうんです。
これが自然の流れではありますが、栄養を追加することで、またたくさんの花を咲かせてくれるようになります。
栽培キットの土と栄養だけでは、栄養不足になることは必至。
朝顔を長持ちさせるためには、追加の栄養をあげることが大切です。
肥料を与える際の注意点
濃度が高すぎると根っこを傷めていしまうので、きちんと薄めて使うのがポイントです。
株が弱りすぎている時も控えた方がよいとのこと。
まずは週に1回ずつ与えて様子をみました。
最初は変化もなく「もしや弱った株にとどめを刺したか…⁇」と心配しましたが、
1週間を過ぎたころから葉っぱが青々としてきて、つぼみもしっかりと固い元気な物がつくようになってきました♪
栄養は液体ではなく粒のものだと、徐々に溶けていくので手間いらず。
100円ショップなどにもありますね。
即効性が高いのは、まちがいなく液体です。
人間でいうと、サプリメントが粒で、栄養ドリンクが液体の肥料のようなイメージです。
ポイント④ 水やりは朝早くにたっぷりと行う
こちらは息子の担当。
500ミリペットボトルに1杯の水を株元にしっかりとかけてあげます。
夕方に土が乾いていたり、朝顔全体がしょんぼりしおれている時には、再び同量の水をあたえました。
乾いていない時は、翌朝までそのままです。
日中の暑い時間には「お水を与えるとお湯になっちゃうからね」と教えて、余分な水やりはカット。
このやり方は学校でも変わらずに行っていたので、変更なしです。
ですが、これをやらないとあっという間に枯れてしまいます。
ご近所の子は、観察に飽きて水やりをしなくなったらあっという間に全滅しちゃったので、
朝顔を長持ちさせるには日々の水やりは不可欠です!!
ただし、ちょっと朝顔の元気がないな~と感じたときは、日陰に場所を移して様子をみていました。
その時は水のやりすぎに注意してみました。
朝は土の表面が乾いていたら水を上げましたが、やや控えめに、夕方は日陰に置いているせいかそこまで乾燥していなかったので、朝まで与えずに過ごしました。
これを5日ほど続けました。
この4つのポイントを続けることで、朝顔が復活して、夏休みを過ぎても花をつけ続けることになりました♪
タイミングや原因などによっても変わってきますが、
学校から持ち帰ったばかりの状態であれば、参考にしていただけるのではないかと思います。
朝顔の花はどのくらいの期間咲くの?
朝顔の花の咲く時期は、一般的に7月~11月ごろまでといわれています。
意外と長いですね。
朝顔の種類と開花時期
朝顔の種類によっても、開花の時期が違います。
早咲きのもの、遅咲きのものがありますので、7月~11月まで見頃を迎えるというわけではないようです。
葉の裏がつるつるしている日本朝顔は、夏の花で7月~8月に見頃をむかえます。
花の時期は10月ごろまで続きます。
一方で、葉っぱの裏にも毛が生えている西洋朝顔は、10月に見頃を迎えるお花です。
遅咲きの品種が多く、8月ごろから花が咲きはじめ、11月ごろまで咲き続けます。
小学校で配られる種の種類までは、なかなかご家庭では把握できませんが、
葉っぱの裏をみてみると早咲きの日本朝顔か、遅咲きの西洋朝顔かは区別しやすいですね。
朝顔の花はどれくらいの間咲いたのか?実際のようす
わが家の朝顔は7月から花を咲かせ始め、9月に入っても毎日花を咲かせ続けていました。
子どもの話では葉っぱの裏にも毛が生えていたようなので、西洋あさがおを育てていたみたいです。
対策をとる前後の様子と、いつごろまで花がさいていたのかをご紹介します。
わが家の朝顔は、夏休みに入ってから1日に4~5個くらいの花をつけるようになりました。
子どもも朝顔の観察を楽しみに続けてくれていたころです。
朝晩の水やりは欠かしませんでしたが、なんとなく元気がなくなっていきました。
花が咲いた後に、種ができずにそのまま枯れてしまったり、
黄色くなった葉っぱが増えたりしてきました。
ここでちょっと場所移動。
つぼみができずに花も咲かない日が2日ほど経ち、栄養補給することに。
4日ほど経つとつぼみがつきはじめて、さらに4~5日後にはどんどん花が咲くようになりました。
持ち帰ってから土を増やしたとはいえ、2cmくらいのも。
それでもちょっと土が少ないので、肥料や水がきれやすいです。
大きな鉢やプランターに植え替えた方が、結果的には手間が減るんだろうな~と思いながら、毎日お世話を続けることに。
9月の半ばになっても花がつき、種も何個も回収することができました。
夏休みも終わり、朝や夕方が涼しくなっていく頃、
徐々に水やりや肥料を減らし、自然に枯れていくようにしていきました。
ちょっと寂しいですが、仕方ないですね(´;ω;`)
花は10月には咲き終わり、最後の種が熟すのを待って、収穫をしたのは11月を過ぎていました!!
茎も枯れずに元気なものです。
まさかこんなに長持ちするとはわたしも思いませんでした。
その後は、リースを作って楽しみました♪
まとめ
水と日の光で育つ朝顔の素直な反応が、小学1年生の観察にピッタリ。
学校から持ち帰った朝顔を長持ちさせるコツは次の4つ。
・置き場所は日当たり風通しのよい土の上がベスト。
・鉢の土を増やす
・肥料を与える
・水やりは忘れずに。
ちょっと元気をなくした時は日陰で休めて、茎や葉がしっかりしてきたら栄養もあげていきましょう。
意外なことに、順調に育てると秋まで花をつける植物です。
わが家では8月に入ってから対策をとったので、花盛りがずいぶんと遅くなりました(笑)
ほんの少しのコツで、ずいぶん長い期間、朝顔の花を楽しむことができますよ。
夏休みの自由研究や種の収穫などのためにも、ぜひ長持ちさせてあげてくださいね♪
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