夏の風物詩の花火。
とってもキレイですし、感動しますよね~。
赤ちゃんにもこの光景を見せてあげたい
思い出を作ってあげたい
そう考えるママやパパの気持ちはわかります。
でも、ちょっと待ってください!!
わたしは長男の花火大会デビューでえらいめに会いました…。
自分なりにいろいろと準備して向かいましたが、見事に撃沈したのです。
アナタがこれから赤ちゃんを花火大会に連れて行くのなら、ぜひわたしの失敗を乗り越えていってほしい!!
この記事では、花火大会に赤ちゃんを連れていく際の注意点を実体験をもとにまとめていきます。
赤ちゃんを花火大会へ行く際の注意点
花火大会の会場にはたくさんの人が訪れます。
大人も身動きがとりづらいですし、すぐに必要なものは手に入りません。
事前の準備と心構えが大切になります。
会場の情報収集をしておく
当日困りそうなことをスムーズに対処できるように下調べしておきましょう。
- おむつ替えのスペースはあるか
- 授乳スペースはあるか
- 赤ちゃんを寝かせられるか
- 大人の食事はどうするか
- 赤ちゃんが安全に花火を見られる場所はあるか
このようなポイントに注意して、事前の情報を集めましょう。
持ち物チェックは入念に!!
花火大会の会場では、赤ちゃんグッズはまず手に入りません。
赤ちゃんの水分や食事、おむつなどに加えて、熱中症や虫よけの対策もしたいところですね。
その他グズリ対策に機嫌をよくするアイテムもあればなおよし♪
花火大会の持ち物
基本的には「夏のおでかけセット」といった感じでしょうか。
会場までは車での移動でしたが、結構荷物が多くなりました。
- 保冷パック
- うちわ
- ストローマグ
- 手ぬぐいタオル
- おむつセット
- 虫よけパッチ
- 着替え1セット
- 抱っこ紐
- おもちゃ(ガラガラ・絵本)
- 保険証・母子手帳
母乳育児で離乳食前だったので、おっぱいと水分は必須。
お座敷とはいえ、大っぴらに授乳はできませんので授乳ケープ。
腰がすわっていなかったのと、混雑を予想して、抱っこ紐は絶対でした。
遠方への帰省だったので、保険証なども持参していました。
赤ちゃんの体調に注意する
いつもと違う環境では、赤ちゃんも戸惑うもの。
たくさん泣いたり、汗をかいたり、いろんなものを見て刺激を受けたり、頭も体もフルに使ってかなり疲れやすい状態です。
会場の人の熱気や当日のお天気、風の有無など、大人よりも影響を受けやすいのでとくに注意が必要。
暑さ対策と水分補給は忘れずにしてあげてくださいね。
花火は見れないかもしれないと心得ておく
赤ちゃんに花火を見せたくて会場に向かうのはわかります。
ですが、それは本当に赤ちゃん次第。
平然と楽しむ子もいれば、大泣きして吐いちゃう子もいます。
花火が見れたらラッキー♪くらいの気持ちで望みましょう。
花火大会デビューにまつわる苦い思い出
長男を出産した年のことです。
遠方にある夫の実家に帰省した際に、地元でも有名な花火大会に連れて行ってもらいました。
いろいろと準備はしたのですが、思い返せばできることはまだあったかな~と。
失敗や困ったことをまとめみました。
失敗① 事前準備が甘かった…
祖父母にあたる美両親が、孫であるわが子のことを思っていろいろと手配してくれました。
夫を介して、
・義実家からも車で40分ほど離れた会場
・有料のお座敷を予約するので、赤ちゃん連れでも大丈夫
・義兄家族(夫婦と生後10か月の赤ちゃん)も一緒
・夏の思い出に、花火を見ながら家族みんなで食事をしよう
そんな感じでお誘いを受けました。
長男は当時生後5か月の赤ちゃん。
産後初めての義実家への帰省でした。
座敷もあるなら、赤ちゃんが眠ってしまっても寝かせられそうだし、おむつ替えも簡単にで
きそう。
長距離のおでかけの準備はできているし…、と安易に参加を決めました。
失敗② 逃げ場がない
夕方から会場入りしました。
海にむかって花火が打ちあがり、見物客用に近くの旅館のお座敷が解放されているようでした。
お座敷に通されたときは、20畳ほどの広さで空調がないことに驚きました。
窓は大解放されていましたが、蒸し暑くて、すぐに汗だくに。
さらに相部屋で、座敷に何人ものお客さんが入るともう身動きが取れません。
有料のお座敷を手配してくれたのは義父だったのですが、どうやら詳しい様子までは知らなかったようです。
家族みんなのイメージでは、「個室で空調が効いたお部屋」。
義実家の手配してくれたものにアレコレ口を出すのは嫁の立場では難しいのですが…、
できることならこっそりと情報を集めて確認しておくべきでした…。
外に出た方が風に当たって涼しいのではないかと、結局は屋外のゴザを敷いたテラス席?に移動することになりました。
そこにもすでに結構な人数の見物客が。
このとき、わたしは悟りました。
花火大会の間中、赤ちゃんは抱っこ紐に固定。
授乳もおむつ替えも大変になると…。
出かける前にお風呂に入ったはずの息子の頭は、水でも被ったかのように汗でビチョビチョ。
抱っこ紐に入った息子の背中にタオルでつつんだ冷却シートを入れていましたが、暑さは抑えられません。
近所の花火大会ならあきらめて引き返すことも簡単ですが、見知らぬ土地で家族とのつきあいもあり、3時間身動きが取れない状態におちいりました…。
花火大会当日、困ったことあれこれ
ここからは事前に準備していても避けられなかった困りごとについて、ご紹介していきます。
人が多くて身動きが取れない!
座敷から避難してきた屋外のテラスもすぐに人でいっぱいになりました。
かろうじて座れる程度。
お弁当を渡されても置く場所が確保できないし、抱っこ紐に赤ちゃんをいれて担いでいるので、低い位置に置くと中身が見えないんですよね。
できるだけ人の波のないところを探して、スペースの確保に必死でした。
授乳ケープが暑い!!人目も気になる…
座敷でも外でも、なかなか授乳スペースが作れませんでした。
授乳ケープがあったのでシブシブ使いましたが、空気がこもって暑いので赤ちゃんも嫌がります。
酔っ払いが増えてくると、からまれそうな不安もでてきます。
もの陰にかくれて授乳ケープを使っておっぱいをあげているところに、酔っ払いのおじさんが話しかけてきたんです。
相手にそのつもりがなくても、そっとしておいて~という気持ちでいっぱいでした…。
義母が盾になってくれていましたが、ギブアップ。
洋式トイレの便座に座って、授乳する方が断然楽です。
花火で驚いて赤ちゃん大泣き
なんとか授乳をすませて、席に戻ると、メインの花火が打ちあがりました。
その音にわが子はギャン泣き!!
火がついたように泣くので、最初は「あらあら」という反応だった身内も心配そうに。
周囲の人は笑ってみていたり、花火に夢中でそれほど気にされていませんでしたが、わたしは花火を見る気分にもなりません。
とにかく少しでも静かな場所で赤ちゃんを落ち着かせようと、戻った先はまたトイレ。
眠くてぐずる
そのあとも眠さと暑さから、赤ちゃんはグズグズ。
花火の音にはなれたようで、席にもどって何個か花火をみることができました。
でもなにかあれば泣く。
ずーっとグズグズして不機嫌な感じはおさまりませんでした。
一緒に来ていた従姉ちゃんは10か月くらいでしたが、きょとんと平気そうにしていたのでなおさらしんどい思いをしました。
とにかくおっぱいを吸いたがる
わが子にとっておっぱいは精神安定剤。
お腹がすいていなくても、不安な時や頭をぶつけて泣いたとき、とにかくおっぱいを欲しが連れていないました。
花火大会の暑さと人の多さ、自由に身動きのとれない窮屈さ、たしかに不快になる要素はたんまりとありましたね。
なによりも眠い時間だったんだと思います。
大勢の人の前でおっぱいをさらされるのは困るので、場所を探してウロウロ。
それがひっきりなしに続く状況に、母子ともにストレスがたまる時間でした…。
いまだから思うこと
花火は見れない、ご飯は食べられない、赤ちゃんには不快なだけ。
せっかく花火大会に行きましたが、はやく帰りたい気持ちでいっぱいでした。
いまならどうするかな、と考えてみました。
もっと周りの人に頼ればよかった!!
なんでわたしばかりが子どもの世話に翻弄されていたんでしょう。
当時の夫やその他の家族の動向がほとんど記憶にありません…。
言っても仕方ない雰囲気だったのか、
初めての赤ちゃんに対するわたしの保護本能が勝っていたのか…。
せめてわたしの食事の間は誰かに抱っこしてもらうとか、泣いてぐずっている時は夫にあやしてもらうとか(いや、すぐに返ってきただろう)。
なにかしら頼めることをみつけて、自分ひとりで抱え込まずにいれば少しは楽しめたかもしれませんね。
子どもの性格や月齢などを考えて断る勇気も必要だった
誰かに赤ちゃんを任せることができたとしても、泣きぐずる子を側においてまで、のんきに花火を見るほどわたしは花火大会に重要性を感じません。
実家の庭先で手持ち花火を見るくらいがちょうどよかったんです。
花火大会に連れて行った赤ちゃんがどのような反応をするかは、はやってみないとわからないこともあります。
実際、息子の同級生にあたる従姉ちゃんは、爆音の花火大会でも平常通りで楽しく過ごせていました。ミルク+離乳食の食生活、もともと夜更かしも平気らしく、夜の10時までは寝ずに済むのだとも聞きました。
ですが、ナイーブなわが子が見知らぬ土地で慣れてもいない義両親と花火大会。
刺激が強すぎた…。
寝ぐずり、夜泣きもあり、母乳育児の母子にはハードルの高い一日でした…。
ネットなどで事前に会場の情報を集めておけばよかった
最初の注意点でも書きましたが…。
初めてのことでなにが起きるかわからない時には、対処する大人の動ける範囲で行動するのがベストです。
ですが今回は、わたしの知らない土地での花火大会。
座敷があるから大丈夫と聞かされただけで、安心していた部分がありました。
もしも事前に会場の様子やお座敷の使い方を調べておけば、
大変そうだからと断ることも、
あるいは困難な場面に具体的なサポートをお願いすることもできたハズです。
ネットの口コミでは利用者さんの率直な意見を参考にできますし、会場に直接問い合わせて確認することもできますよね。
この記事を読まれているアナタはとっても素晴らしい!!
さいごに
はじめての子の花火大会デビューが散々なものだったため、会場で花火をみたのはアレが最後。
今年6歳の長男は当時のことはみじんも覚えていません。
昨年は打ち上げ花火を見たがっていたので、そろそろ会場に連れて行こうかな~といったところ。
酔っ払いも多くて、うかつに授乳はできない。
トイレの個室で授乳したりしていた。
おっぱいをあげてばかりで、自分の食事はできなかった。
そんなことも今ではいい思い出ですが(笑)
あんな思いをしてまで見せなくても、時期がくれば楽しんでくれるよね~…というのが正直なところです。
どんなに事前に準備していても、結局は赤ちゃんの機嫌次第。
家の近所だとか、すぐに気持ちを切り替えられるように身動きの取れる安全な場所の花火見物がおすすめです。
わたしの失敗をふまえて、すてきな夏の思い出を作ってくださいね♪