お子さんのおでかけ前の準備や、帰宅後の過ごし方、どんなふうにしてますか?
朝は出発前の時間も限られているし、どうしてもあわただしくなりがち。
そんな中で子どもの支度がはかどらないと、つい口や手を出したくなってしまいますよね。
わが家の長男はめちゃくちゃ、のんびりさんです。
尻を叩いて、こっちが急かさないと、ちっとも急いでくれません。
のんびりやさん…そんな可愛い表現は最初のうちだけ。
「なにをモタモタやっとんじゃ~いっ」
ドカーン!!
なんてこともしょっちゅうで、またまた自己嫌悪に(泣)
子どもの自主性、自発的な行動を促すのが大切とはわかっているんですけど…。
放っておいたら遅刻しちゃうし…。ちっとも動いてくれないし…。
このジレンマで、いつもイライラしてしまうんです!!
親がイチイチ声をかけなくても、自分で流れを理解して動いてくれると助かりますよね♪
そこで、小学生の子ども用にお支度ボードを新調してみました♪
実は、わが家では1年前にも取り組んで、挫折したという経験があります。
それから1年で子どもずいぶん成長していますし、私も反省するところを改めてリベンジです。
今回は、一般的なお支度ボードのメリットや、わが家アイデア、失敗や反省もふまえて改良した点などについてご紹介していきますね♪
この記事に書かれていること
お支度ボードのメリット
毎日のルーティンをこなすことって、大人は何気なくやっていますけど、子どもにはまだ難しいことも多いです。
子どもの苦手な部分をカバーしてくれるのが、お支度ボードの役目なんです。
子どもの苦手な部分って?
これは私が子どもの発達について相談をしたときに聞いた話です。
スケジュール管理が苦手だったり、朝の支度に時間がかかってしまうのには、子どもらしい特性が関係しているんです。
・子どもは目から入る情報に気を取られやすい
・そもそも集中力が育っていない
・メリットを感じて動く
・作業に必要な短い記憶(ワーキングメモリー)も発達途中
つまり、「これからアレをやってこれをして…」と行動を組み立てるための記憶力や、それをやり遂げる集中力もまだまだ未熟なんです。
途中で気になるものが目に入ると、そっちに気がうつって、やることを忘れてしまうことも普通だとか。
それじゃあ困るんですけど、そういうものなんだそうです。
もちろん個人差はありますけどね。
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お支度ボードのうれしい効果
そんな子どもの困った特徴に対してお支度ボードを使うと、次のようなメリットがあります。
・次にやることが視覚的にわかる
・頭の中で覚えることが少なくてすむ
・予定をこなすと、「できた」ことへの達成感を得られる⇒メリットがある
・親も進捗状況が把握しやすい
とはいえ、そんなに急に準備がはかどるわけではないのですが。
子どもがやる気を持ってくれれば、それだけでも今は十分だと思えます。
お支度ボードは手作りがおすすめ
お支度ボード、少し手間だな~とお思いですか?
わかります。
手作りするメリットは、次の3つ。
- 家にあるもので作れる
- お安くで作れる
- 子どもに合わせいろいろと工夫できる
わがやのお支度ボード(小学生バージョン)は、こちらです!!
全て100均の材料で作れます。
今回はグレードアップしていて時計がくっついてますよ。
小学生になった息子に、時間の感覚を身につけてもらうためです。
実はこれ、長男が通っている放課後デイサービスでも同じような形式で取り組んでます。
放課後デイサービスとは
障害のあるお子さんや、発達に特性のあるお子さんを対象におこなわれる福祉サービスです。
学校後の授業終了後や、土曜日、夏休みなどの長期休暇中居場所機能、学習支援、療育機能を備えています。
「学童保育」に近い存在です。
息子は放課後デイサービスに行くと、先生と一緒にその日のスケジュールを作って、きちんと予定をこなして過ごしているらしいんですよね。
なので、おうちもそっちに合わせることにしてみました。
パターンが変わると子どもも覚えることが増えますが、自宅で手作りすれば放課後デイのボードに似せることが簡単にできるんです。
もう少し慣れてきたら、タイマーを使うのもいいですね。
そこまで急かす必要がないかな…。悩める母。
幼児向けお支度ボードも手作り
ちなみに以前作ったものは、これ。
マグネット式で「やることリスト」の意味合いが強かったんです。
おわったものはマグネットをひっくり返すと「できたシール」に変わります。
ひっくり返すのが楽しくて、仕方がなかった様子。
これはこれでいいのですが、「急がせる」「時間を意識する」ことにはつながりませんでした。
今4歳の娘には、ピッタリです♪
お支度ボードを100均の材料でつくる
前置きが長くなりました!!
材料は、全て100円ショップで集まりますよ。
《用意するもの》
・カラーボード
・マジックテープ
・厚紙
・アナログ時計
・電池
・牛乳パック
・はさみ
・のり
作り方は、基本的に切って貼るだけです。
とっても簡単♪
①カラーボードを用意して、マジックテープの「受け」をつけましょう。
カラーボードは高さはそのまま。
幅は時計やマジックテープ、厚紙などを配置できるように調整しておきます。
② 時計を設置します 。
これもマジックテープではがせるようにします。
裏には電池もいれました。
③やることリストを作ります
厚紙に手書きでも印刷したイラストでもいいので、リストを作りましょう。
文字だけよりもイラストつきの方が直観的に理解しやすいのでおすすめです。
イラストをダウンロードするなら、このページがおすすめですよ。
エクセルやワードなどに、ダウンロードした画像をまとめてはりつけて、印刷しちゃいましょう。
④時間カードもつくる
やることリストよりも少し小さめに切ったカードに時間を書いていきます。
「この時間までにやろう」というゆとりのある計画の方がうまくいきそうです。
裏にはマジックテープをはりましょう。
⑤牛乳パックで、カード入れをつくる
おわったリストを片づけるための受け皿をつくっておくと、バラバラにならなくていいですね。
牛乳パックの底をつかってもいいし、何か別の箱を使ってもオッケー。
「おわり」と書いて、カラーシートにはりつけます。
⑥子どもも一緒に作るとさらに効果的♪
イラストの色を塗ったり、厚紙を切ったり、マジックテープを貼ったりするのは、お子さんも一緒の方が楽しいです。
時計にはシールをはってもらいました。
自分で作ったものには愛着もわきますし、やる気にもつながりますね。
お支度ボードの使い方
朝と晩で、スケジュールをきりかえます。
準備したカードを「時間」と「やること」ではっていきます。
できたものは「おわり」の箱に入れていく、できてなかったら 一目でわかるという仕組みです。
予定をこなすと、スッキリしていくのがちょっとした快感です♪
前回の反省点をふまえて
わがやの長男はもともと律儀で真面目なタイプです。
スケジュールをつくれば、それにしたがって動こうとする気持ちはしっかりと持ち合わせています。
なので今回は、次の3つを大切にしていくことにしました。
・一緒に取り組むこと
・できたらほめること
・気長にとりくむこと
毎日順調にいくとは限りません。
3歩進んで2歩下がる それくらいのもんだと思って取り組みます。
なによりもわたしがズボラなのが、前回の敗因だったと考えています。
毎回きちんとスケジュールを用意してあげられなかったんですよね…。
今回は息子に、
「お母さんは忘れん坊だから、朝にスケジュールができてなかったら息子くんお願いね」と頼んでいます。
そこができなくてもお互いに責めずに、気長にとりくもう♪
とりあえずやってみて、ダメならまた考える
朝が忙しくてイライラしちゃったりっていうのはよくあることです。
それに対してできることはないかな~と探してみて、今回はお支度ボードを作り直すことにしました。
私はせっかちなのにズボラなので、ゆっくりと子どもに寄り添って成長を見守るっていうのが本当に難しい。
大人になってもできないことはできないし、したいことは何歳になってもするんだよな~なんて考えながら、お支度ボードを作りました。
このお支度ボードをみると私自身も「イライラするばかりじゃダメだぞっ。できること探してやろうぜっ」てきもちになります。
子どもには子どものペースがあって、その子のスピードで育つんだということを忘れないでいたいですね。
まずは、チャレンジ!!
これがダメでも、うまくいっても、一つ成長するハズです。
またご報告しますね♪
その後の感想や効果、やってよかったことなどをまとめました。
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