4歳にもなると、体つきもしっかりしてきて、できることもどんどん増えていきますね。
わが家の娘は今年で4歳。
この子、2歳でおしっこもうんちもトイレで出来るようになりました。
夜間のおしっこも出たり出なかったり、順調にオムツが外れそうだったんです。
念のためにつけていたオムツもそろそろ卒業かな?
そんな矢先に、おもらしが再発…。
今までしっかりトイレでおしっこもうんちもできていたのに、どうして突然再発してしまったのか…。
今までできていたことができなくなると、本人も戸惑いますし、親としても心配になりますね。
わが家の場合、こころあたりがたくさんありました。
それは心理的要因。
いわゆるストレスです。
実はおもらしの再発にはストレスが原因になっていることも多いようです。
今回は、おもらしが再発する原因とストレスの関係性、我がやの娘のケースもあわせて、対処法を考えていきたいと思います。
この記事に書かれていること
おもらしの様子
わがやにはおねしょ常習犯の長男がいます。
今年で6歳。
4歳でもおねしょが治らない子で、当時は結構悩みました。
発達に凸凹があったり・のんびりな子どもには、排泄の機能が育つのにも時間がかかる傾向があるんです。
そのことを納得してからは、以前よりもこの子がおねしょをすることに不安を感じることはなくなりました。
息子のおねしょ問題はこちらをどうぞ。
≫≫「5歳のおねしょと対策 わがやが夜尿症治療を見送ったわけ」
長男とは反対に、長女はオムツ外れが早かったので親の私も安心してたんですよね。
それがこのところ、日中のおもらしが続くようになりました。
「ブルータス、お前もか!!」
そんな気分。
部屋のすみでおしっこをしてしまったり。
「おしっこ出そう」と言いつつも、ウロウロしてトイレに間に合わない。
ついには、パンツの中にうんちをしてしまうことも…。
排泄の機能も順調に発達しているし、
うんちやおしっこをトイレでする理由についても、きちんと理解はできているはず。
それが恥ずかしいことだという感覚も、本人は身につけているようです。
できるのにやらないのか、したいのにできないのか…。
頭ごなしに叱るのは良くないとわかってる。
おもらしは機能の発達などで個人差があって、気長に待つのが良いことも分かっている。
でもおしっこやウンチを漏らされるのは正直ツライ…。
長女への期待値が高かった分、母親のわたしもかなりショックでした。
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おもらしが再発する原因
一度ははずれたオムツ。
ではどうしてオムツの中におしっこやうんちをするようになってしまうのか?
再発の原因について探してみると、次のような意見が多くあがりました。
- 心理的なストレスによる反応
- ママに甘えたくて意識的にやっている
- 遊びに夢中になってしまう
- トイレで排泄する意味を理解していない
- 病気の可能性
体の機能は順調に育っていたからこそ、発達の未熟さは考えにくいですね。
一番最初に思いつくのが、気持ちの問題です。
次から詳しくみていきましょう。
再発の原因①ストレスによる反応
子どもにはその経験値の低さゆえに、環境が変わることや、人間関係でのトラブルなどの不安が、大きなストレスにつながります。
大人でも結構なストレスですよね。
例として挙げると、
- 幼稚園や保育園のクラスが変わった
- 別の引っ越しなどで環境が変わる
- 兄弟が増えた
- 親が仕事で忙しくしている
- おもらしを失敗してしまいおもらしの失敗経験からくる排尿への不安
- トイレに行かなきゃというプレッシャー
- 親に叱られた不安や恐怖
- 家庭環境(親の不仲)
- 発表会などで緊張する
- いじめやお友達とのトラブル
などなど。
緊張や不安を感じると強いストレスになります。
これによって、自律神経に影響を受けて、排尿のコントロールがうまくいかない状態に。
子ども自身も、どうしてそうなるのかわかりません。
何か身に覚えがありますか?
わたしには身に覚えがありすぎて、娘への申しわけなさがつのります…。
うちの娘の抱えるストレス
おそらく次のような環境の変化が、彼女のおもらしを誘発しているのではないかと考えます。
こればかりが原因ではないでしょうが…。
少なくともこれだけのストレス要因があったことを、母親の私が自覚することはどても大切なことでした。
原因その1 母が兄(発達グレー)と弟(1歳で病気がち)のお世話ばかり
原因その2 家庭内別居で、生活環境に変化があった
原因その3 母の入院で、家族が離れることになった
原因その4 別居によるお引越し
状況としては、子どもへの不安や環境の変化がどんどん大きくなっています。
これは本当にストレスもたくさん感じる状況ですよね。
おもらしは、きっと娘のSOS。
もっと娘が安心できるように、しっかりと甘えさせてあげる必要があります。
再発の原因② ママに甘えたくて意識的にやっている
困ったことやいたずらをして、ママの関心をひこうとする行動は、愛情不足のサイン。
もっと自分をみてほしい
たくさん愛情をそそいでほしい
そんな気持ちを言葉に表現できなくて、お母さんを困らせることで自分の存在をアピールしているのかもしれません。
さみしさや不安などの心理的なストレスを感じていて、それを消そうとする一つの反応だと考えられます。
いずれは強いストレスで自立神経系に異常があらわれてしまうかも…。
そんなとき本当に必要なのは、ママからのお叱りの言葉ではありませんよね。
あたたかいスキンシップや言葉かけで、不安をとりのぞいてあげましょう。
再発の原因③ 夢中になるとコントロールが難しい
4歳にもなると、自分の考えをはっきりとお話できたり体が大きくなって動きも活発になることから、「これくらいはできるだろう」という親の期待値も上がります。
でもまだまだ4歳なんです。
おもしろいことややってみたいことに集中すると、トイレに行くのを忘れてしまいがち…。
ギリギリまで我慢してかけ込んで失敗してしまう、なんてことが多いお子さんはこのタイプかもしれませんね。
おしっこを我慢しすぎると膀胱炎のリスクも高まる一方で、膀胱の機能をきたえる効果もあるようです。
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再発の原因④ トイレで排泄する意味を理解しきれていない
ママがお子さんのおもらしに寛容すぎて、子どもが油断しているケースもあります。
本当はおトイレに行こうと思えばいけても、
めんどうくさいから行きたくない。
どうせママが片付けてくれるからいいや。
あとで着替えてしまえばいいや。
そう思っているかもしれません。
どうしてトイレで排泄をするのか、ということがいまいち理解できていないのです。
不快感だけではなく、公衆衛生の面で問題があることもあわせて伝えていきたいですね。
おもらしをするとパンツが濡れて不快感がありますし、皮膚トラブルの原因にもなります。
放っておいても、それほど長引くことはないかもしれませんが…。
大人でもわざとおもらしをしていたらコントロールが効かなくなった、というケースがあるんです。(芸人のバ〇リズムさんが以前お話されていました)
一度習得した機能でも、時差ボケのように、体が混乱することはあります。
少しの甘えん坊は許容範囲かもしれませんが、これはいつまでも続くと厄介です。
再発の原因⑤ 体の機能ではなく病気
心理的ストレスに気を取られて、見落としたくないのが、体の異常です。
おもらしにつながる病気には次のようなものが、考えられます。
膀胱炎
細菌が尿路を通って膀胱に入り込み、感染を起こす病気です。
痛みや残尿感 残尿感を伴います。
何度も何度もトイレに行ったり、トイレに行ってもおしっこが出ない、それなのにまたトイレに行きたい。
そんな症状でうっかりおもらしをしてしまうこともあります。
小児糖尿病
多尿多飲・頻尿の症状が見られる場合があります。
これらの症状があてはまる場合は、病院を受診してみることをおすすめします。
おもらしをした時の言葉のかけ方
おしっこやうんちをその場でしてしまうのは、
「気持ちが悪い」「恥ずかしい」「よくないことだ」。
それを理解している子どもにとって、頭ごなしに怒られるというのは、罪悪感や強いストレスを植えつけることにつながります。
心理的なストレスに拍車をかけてしまいますし、意図的におもらしをしている場合には助長しかねません。
一方で、ストレスを与えないように「大丈夫。気にしなくていいよ」という言葉かけも、何か違和感がありますよね。
だってママはおもらしをされると困りますから。
たしかに おもらしでは死にません。
必要以上に心配しなくても大丈夫。
でも何をやってもオッケー♪ではありません。
そこをふまえてどのように言葉をかけていけばいいのでしょうか?
言葉は少ないほうがいい
そもそも、あまりしつこく言わない方がいいです。
一度オムツがはずれた子どもであればに、おもらしをしてしまうという事に関して罪悪感を感じたり、「恥ずかしい」「汚い」そう言った感情をすでに身につけています。
そんな子どもなら、おもらしをしたことにショックを受けているかもしれませんよね。
ママも確かにショックですが、その気持ちをそのまま子どもにぶつけてしまうと子どもを追い詰めてしまいます。
つい「何やってるの?だめでしょ!」と言ってしまいがちですが、まずはひと呼吸。
「あらー」とか「まあ」とか、言葉は少なめにして、冷静さを取り戻しましょう。
追いつめずに、疑問を投げかける
子どもは大人と比べると、未熟で何もできません。
悪い意味ではなく。
これは当たり前のことなんですが、つい忘れがち。
「きちんと話せばわかってくれる」と思ってついお説教をしたり、「どうしてそんなことをするんだ」と責めてしまったり。
子どもにはもっとシンプルでわかりやすく 肯定的な言葉をかけるようにしてあげたいものです。
そこでたくさん使いたい言葉は「どうしたの?」です。
大切なのは「なんで!」「どうして!」と問い詰めるのではなく、分からないことを教えてもらいたいというシンプルな態度で聞くこと。
まずは子どもの気持ちをよく聞きましょう。
この質問を受けて、子どもなりに「どうしておしっこをもらしたのか」を考えてくれます。
口に出さなくても、頭の中に答えを探すはずです。
次に、一呼吸おいてから、子どもにどうするか聞いてみてください。
一度おむつが外れている子なら次に何をしたいか、何をするべきなのかよくわかってますよね。
パンツを着替える、体を洗う、そんな答えが返ってきたらきちんと理解している証拠です。
「たいしたもんだ」とほめてあげてください。
ひとつひとつ認められた経験が自信につながり、また自分からトイレに行く気持ちを支えてくれるはずです。
できるだけポジティブな言葉で 言い換える
よく言ってしまいがちなのが
「何やってるの!?」
「どうしてトイレでしないの?」
「何回言えばわかるの?」
なんて言葉。
疑問形ですが、責める気持ちが強くて、子どもからの答えを期待してませんよね。
そんな時はこういう風に置き換えてみましょう。
「 おしっこはトイレでできるといいね」
「おしっこでぬれて気持ち悪いね。今度はトイレでしようね」
「トイレでおしっこすると、パンツも汚れないし、気持ちいいね」
できるだけポジティブに、メリットとデメリットをわかりやすく伝えることに専念しましょう。
ヒトはポジティブな言葉の方が、頭に入りやすいそうですよ。
「汚い、くさい」は子供の自尊心を傷つけるのでNG
子どもは自分自身を否定された気持ちになってしまいます。
でもどうして汚いのか、何がきたないのかを説明するのはありだと思います。
例えば、
「ウンチの中にはいろいろなバイキンがいるよ。 おしっこも時間が経ったらくさいにおいがするよね。体についたらかゆくなったり、病気になることがあるんだよ。だからちゃんとおトイレに流して、みんながきれいでいられるようにしようね」とか。
できるだけ分かりやすい言葉で教えてあげると、子どもも納得してくれます。
さいごに
トイレトレーニングが終わった子どもがおしっこやうんちをおもらししてしまう。
それには、気持ちの問題が大きく関係しています。
そんな時の対処法としては、
・まず子どもはできなくて当たり前だと気持ちをインストールする
・口数は少なく、冷静に応対する
・問いつめずに、どうしたのと子どもの事情を聞いてみる
・どうしたらいいか子どもに確認する
・ポジティブでわかりやすい言葉を選んで伝える
ことが大切です。
「そろそろおもらしをやめてほしい」そんな気持ちで対処法について調べてみましたが、
やはり4歳はまだまだお子ちゃま。
「できなくっても仕方がない」の精神が大切なんですね!!
伝え方ひとつで子どもの受け止め方や、やる気が変わります。
子どものやる気や自尊心を傷つけてしまわないように
子どもが自分から考えて行動できるように
やさしくサポートし、子どもの成長を見守っていきたいですね。
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おもらしの再発から5か月。
どんどん回数が減ってたので、少しふり返ってみました。
・おねしょやおもらしに悩んだ経験を色々と記事にまとめています。
・ストレスやおねしょにやさしいお手当て。
アロマテラピーの側面からおねしょにアプローチすることも考えて調べてみました。
≫≫おねしょにやさしいアロマオイル♪ おすすめのオイルと使い方