小学生の夏休みの自由研究で、透明せっけんを手作りしてみました。
キラキラで見栄えもよくて実用性も高い手作り石けんは、
このままプレゼントにもできそうです。
動画や作り方はいろいろとありますが、
実際に小学生と作ってみると、
子どもがわからない部分や教え方のコツのようなものがわかりました(笑)。
ぶっちゃけ、大人が作るようにはできません!
でも子どもならでは発想力が楽しめるのも手作りのいいところですよね。
この記事では、透明せっけんの作り方、お手本通りの出来上がりに近づけるコツや、子どもの想像力を活かすコツ、リアルな子どもの作品などをご紹介します。
夏休みの工作のヒントになればうれしいです。
小学生と石鹸作り 1日でできる透明石けん
キラキラで透明な石けんは、グリセリンソープやMPソープと呼ばれる石けんを使って作ります。
溶かしたり、色をつけたり、固めたりすることで、世界に一つだけの石鹸を作ることができます。
宝石石鹸やキャンディみたいな石鹸など、アレンジも豊富♪
小学生の自由研究にピッタリです。
透明せっけん 基本の作り方
透明せっけんの作り方をおさえておきましょう。
・グリセリンソープ
・着色料
・耐熱容器
・包丁やカッター
・香りづけのアロマオイル
・型抜き
・シリコンの製氷皿やプラスチックのカップなど
※私はグリセリンソープと着色料、アロマオイルや石けんを流し込む型がセットになったものを楽天で購入しました♪
透明石けんの作り方
①グリセリンソープを適当なサイズにカットする
②耐熱容器にグリセリンソープを入れ、レンジで加熱する
③気泡ができないように気をつけながらよくまぜる
④容器に入れてよく冷ます
⑤取り出したら完成
このような流れで作ります。
実際の作業のようす
小学生と一緒に作業したときの様子をご紹介します。
①グリセリンソープを適当なサイズにカットする
小2の息子にカッターでカットしてもらいました。
指を切ることもあるから気をつけるように伝えると、ゆっくりと慎重に切っていました。
②耐熱容器にグリセリンソープを入れ、レンジで加熱する
グリセリンソープをレンジで10~20秒あたためます。
大きなかたまりのままでも溶けますが、細かくカットした方が早く溶けました。
溶け残りがあれば、加熱時間を数秒長くして調整します。
加熱しすぎると沸騰して吹きこぼれます。
③気泡ができないように気をつけながらよくまぜる
アロマオイルや色付けをするならこのタイミングで。
色付けの材料はグリセリンを溶かすときに一緒に入れておいてもかまいません。
ちょっとムラがあっても、キレイ。
できあがりのイメージで、お好みでいいと思います。
④容器に入れてよく冷ます
シリコン型に、石けん液をそそぎます。(これは製氷皿です)
結構泡立ちました。
無水エタノールをふきかけるといいようです。
わが子はそこまで気にしませんでした(笑)
⑤取り出したら完成
石けん液の量にもよりますが、20~30分もあれば固まっていました。
薄いタイプの方が早いです。
常温でもいいようですが、私は冷蔵庫で冷やしました。
こちらは、プラスチックの容器に薄く石けん液を入れて、
型抜きをしたものです。
容器が固いと、固めた石けんを取り出しにくい…。
バターナイフで容器と石けんの境目を一周削るようにすると、なんとかとれました。
難しいと感じたポイント
小学生の子どもでも、大人と一緒に作業をすれば十分作品を作り上げることができます。
ですが、思っていたのと違う…という部分も。
大人が簡単そうに実演しているものでも、子どもには難しいところもたくさんあります。
例えば、
型抜き
⇒同じところに重ねちゃう、キレイに型押しできず型が抜けない
何度もチャレンジしていくうちに上達します。
色素を混ぜるする
⇒めちゃくちゃ泡立てる、冷めてダマになる
ヨーグルトのカップで作業をしていました。
石けんが固まって、シャーベットのように。
レンジで5秒くらいずつ温めると、再び溶けます。
ちょこちょこレンジに行くのが面倒だと感じましたが、子どもは楽しそうでした。
宝石みたいにカット
⇒カットしすぎてバラバラに
宝石っぽくするって、角を削って面をふやすようなイメージなのですが、
どこまでやればいいのかは、難しいです。
しかもカットした欠片がキレイなので、どんどん削りたくなってしまうことも。
削った石けんをまとめて、新たな石けんにすることもできます。
ケースバイケースで楽しむといいと思います。
子どもはまだまだ手先の動きもぎこちないので当然です。
それもナチュラルな可愛らしさなので、ぜひ作品として残しておきましょう♪
小学生と石鹸を作るコツや注意点
小学生のお子さんと一緒に石鹸を作るなら、ある程度子どもの好きなようにさせてあげることも大切です。
大人にはない発想力を発揮してくれるかも…。
(子どものタイプにもよります。お手本通りにしたい子、自由にしたい子、色々ですね)
子どもと一緒に石鹸作りをするときには、手順を教えたり、やけどやケガの内容に注意しながらの作業になります。
そんな中、作業をできるだけスムーズに進めて、オリジナリティの高い作品を作るために気を付けたことをいくつかシェアしていきたいと思います。
1.手順がわかるようにマニュアルを用意する
2.動画やマニュアルなどを見て、イメージトレーニング
3.子どものイメージを絵などに書いてみる
4.子どものしたいようにしてみる
それぞれ簡単に説明しますね。
1.手順がわかるようにマニュアルを用意する
簡単な手書きのものでも構わないと思います。
上記の手順をプリントアウトしても大丈夫。お子さんにも読めるようにフリガナなどをつけておくと、
「次はどうするんだっけ??」と自分で読んで確認してくれました。
もちろん大人も確認できます♪
2.動画やマニュアルを見て、イメージトレーニング
私は自分が何かを作りたいな…と思ったら、こういうことよくやります。
図書館で関連する本を探してみたり。
大人があらかじめ動画やマニュアルを読んで予習しておくのも大切ですが、
子どもも一緒にみた方が、よりオリジナリティのある作品につながる気がします。
他の人が作っている作品・様子をみる⇒自分でもやってみたい気持ち⇒どんなものを作るか
こんな感じですかね。
また、口で説明するよりも動画や実演を見た方が、わかりやすいようです。
透明石けんはアレンジの方法もいろいろあるので、見ているだけでも楽しいですね。
3.子どものイメージを絵などに書いてみる
子どもと石けんづくりに移る前に、どんな石けんを作りたいのかイメージをつかんでおくと、サポートしやすいです。
色や形など、具体的なイメージが湧いていれば、それを絵などに書いてみるのがおすすめです。
とくにイメージが湧いていない時には、どういうことをやってみたいかを聞いてみるといいかも。
・色をつけてみたい、混ぜてみたい
・型抜きをしてみたい
・石鹸の中に何かを入れたい
そういう部分的なところでも、石けんづくりは十分楽しめました♪
4.子どものやりたいようにしてみる
一緒に石鹸作りをしていると、どうしても口を出したくなる場面が度々訪れます。
ですが、やけどやケガなどの危険がないなら、子どもの好きなようにさせてしまって大丈夫。
レンジやコンロ、刃物などを使う時は、本人にも危ないことをしっかりと伝えて、
必要であれば大人がサポートします。
たとえ、石けんの中に泡がたくさん入って、透明感がなくなっても、
思っていた色や形にならなくても、
お子さんが満足していればいいのではないでしょうか。
もし、お子さんがイメージしていたようにならずに不満そうな時には、
「どうしたらイメージに近づけられるか」を一緒に考えあげのがよさそうです。
わたしの失敗談
わがやは夏休みの自由研究として、石けんづくりにチャレンジしたのですが、
最初はほとんど、親の作品作りのお手伝いをしてもらう感じになっちゃいましたね…。
子どもにとっても、イメージを膨らますためのリハーサルになったかもしれませんが。
小学生の子なら、「自分の好きなように作ってみたい」という意欲も、それなりの技術も持ち合わせているもの。
私主体で作った作品と、子ども主体で作った作品を比べると、
やっぱり子ども主体で作った作品の方が可愛らしいし、子ども自身も愛着がわいているようです。
自由研究でつくった石鹸 小学生のリアル
小学生の子どもと幼児と一緒に作った透明石けん。
こんな感じになりました。
大人が主導で作った石けん達がこちら。
これはこれでキレイです~♪
これは、型抜きなどをしたあとに、
小学生の子に好きに並べてもらったものです。
型抜きの残りなどを集めて、製氷皿で固めて作った石けん。
おもに幼児の作品です。
小学生がカットした宝石石けん。
一方で、小学生の子ども主導で作ったのがこちら。
デザインも、作業の方法も小学生のアイデアをもとにして作りました。
アイデアも、作り方も、大人の私では考えつかないものでした。
虹を表現するために、いろんな色を作るところまでは私も思いつきましたが、
土台の水色の石けんを少し削っているんです。
溝を作った上に色を流し込むことで、液体の石けんを固定できると考えたんでしょうね~。
途中であふれたりしてたけど…、よく考えました。
まとめ
小学生の子どもと一緒に透明石けんを作ってみた感想をもとに、
難しいと感じたポイントや子供と一緒に作るコツなどをまとめました。
大人が一人で作る方が簡単です(笑)
でも子どもの自由な発想に触れたり、アイデアを形にできた時のうれしさは格別!
売り物を作るわけではないので、オリジナリティや面白さのある石けんができれば大成功ではないでしょうか。
お子さんとの石けんづくりの参考にしていただければさいわいです。