社会福祉士の国家試験は他の福祉系資格と比べて、出題範囲が広いのが特徴です。
また、仕事をしながら、子育てをしながら、受験勉強に励まれている方も多くいらっしゃいます。
社会福祉士の合格率が低い理由や原因を分析してみると、
・暗記する範囲が広い
・勉強時間を確保するのが難しい
これらが社会福祉士の試験合格が難しいと感じる最大の原因ではないかと感じます。
ポイントはスキマ時間を活かして、効率よく勉強していくこと。
この記事では、仕事や子育てをしつつ社会福祉士の資格試験にのぞむ方におすすめの勉強法を、実際の合格者の声を参考にまとめています。
ぜひ参考にされてみてくださいね。
この記事に書かれていること
合格に必要な時間や始める時期は?
勉強を始める時期は?
社会福祉士の国家試験の半年前から勉強を始めておきましょう。
通信講座などでも半年ほどのカリキュラムが組まれているようです。
また前回の試験の傾向などを含めた新しい参考書が発売されるのが、7月~8月頃になっています。法制度の改正など、新たなポイントが加わることもあるので、必ず最新の情報はおさえておきたいところ。
そういった意味でも、半年前から勉強を始めることをおすすめします。
試験勉強に使う時間は?
使える時間は人によって違いますが、確実に知識を定着するためには、最低でも1日1~2時間は勉強する時間を確保する必要がありそうです。>
社会福祉士の資格試験に合格されている方は、
・テキストや参考書を2~3周読了して、全科目の大枠をインプット。
・過去問や予想問題などを解いて、わからない部分やつまづきやすい細かな数字などをテキストや参考書に戻って、加筆していく。
・後半はとにかく問題を解いて、知識の定着
このような流れで勉強されている方が多いですね。
1日の勉強時間や勉強を開始する期間は、人それぞれ。
国家試験の半年から4カ月前には1日30分~2時間程度インプットを始めて、2か月前には1日4~5時間ほど確保する方が多い印象です。
あくまでも自分のペースになりますが、
早め早めで勉強時間を確保することが、時間のない社会人が資格取得をするためには大切になっていきますよ。
社会福祉士の資格取得におすすめの勉強方法
社会福祉士の資格に限らず、勉強をして実績を出そうとするときに必要になるのは次の3つが必要になります。
- やる気を維持すること
- 勉強時間を確保すること
- 環境を整えること
特に仕事や育児に時間を使う社会人にとって、時間を効率よく使うことと無駄な勉強をしないことが成功への近道ですよね。
そこで今回おすすめしたいのが次の勉強方法です。
・すべての科目がまとめられた参考書を使う
・ノートにまとめず、参考書や問題集に書き込む
・模試や過去問@は使い方やタイミングも大切
・耳からもインプットする
・講座を受講して、独学を避ける
それぞれくわしくご紹介していきます。
すべての科目がまとめられた参考書を使う
社会福祉士の資格試験は全19科目の中から出題されます。
しかもそれぞれの科目につき最低1点以上の得点が必要なので、とにかくすべての範囲に目を通して勉強しておくことが大切なんです。
おすすめの参考書として、よく名前をみるのが「中央法規出版」のワークブック。
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・出題傾向が中央法規の参考書に似ている
・科目ごとに1問1答形式でチェックできる
・過去に出題された問題や出題傾向も書かれている
などが人気の理由のようです。
ノートにまとめず、参考書や問題集に書き込む
勉強の仕方は個人の向き不向きなどもありますが、
特に社会福祉士の資格試験において、ノートに内容をまとめるような勉強方法はあまり向いていません。
というのも、社会福祉士の資格試験は全問マークシート方式だから。
そういった内容はすでに、テキストや参考書にまとめてあるハズです。
つまりノートにまとめる時間が無駄なんですよね。
それよりも参考書にすべての内容を書き込んでいくようにして、
「当日試験会場にこの1冊を持ち込めば大丈夫!!」というスペシャルな1冊を作り上げていきましょう。
模試や過去問も大切にする
基本的な知識を一通りインプットしたら、積極的に過去問や模試に挑戦していきましょう。
得意科目でも実際には理解できていない部分がみつかったり、苦手科目や自分のレベルを把握することができるからです。
何度も問題を解きなおすことで、知識の定着につながります。
なにより模試を受験することで、試験本番の空気や時間配分などが体験できるのも大きなメリットです。
最初から過去問を解くことで全体的な流れや傾向をつかむという方もいらっしゃいますが、
流れや傾向は問題集の最初の方のページにまとめてあります。
わざわざ問題を解くよりも、まずは問題集の解説ページを読むための時間をとることの方が大切です。
基本的は知識がなくほとんどわからない状態ではそもそも問題が解けないので、ほとんど意味がありません。
①問題集の解説ページを読んで、試験の傾向などをざっくりとつかむ
②参考書やテキストを使って、基礎知識をインプットする
そのうえで、自分の実力の把握や知識の定着のために、模試や過去問は活用していきましょう。
耳からもインプットする
ながら学習には、動画や視聴などでの耳からのインプットが最適です。
車での移動中や家事などの作業中でも聞くことができますよね。
社会人の方が社会福祉士の勉強をする際にぜひ活用したいのが、こういった動画や視聴で学習サービスです。
倍速で再生することでさらに時間短縮にできるのもうれしいですね。
資格の大原やユーキャンなどの受験対策講座を受講すると、web講座を24時間視聴することができます。
スマホやタブレットを使ってどこでも勉強することができます。
受験対策講座は、一般の受験資格を確保するような講座よりもずいぶん安く受講できますね。
楽天市場でリスニング教材も見つけられました。
リスニング学習に最適!! |
スキマ時間を有効に使えるということで、すでに活用されている方いらっしゃるんですね。
無料の動画も探してみましたが、試験対策としての信ぴょう性なども考えると、多少の出費はやはり必要な投資なのでしょうね。
講座などを受講して独学をさける
少し費用がかかりますが、専門の知識や経験のある人から教わるという方法が一番成功に近いです。
社会福祉士の資格試験に対しての傾向と対策やノウハウなどを自分で調べる手間や時間を省くことができ、その分勉強に専念できますよね。
またわからないことやつまづいた部分を誰かに相談できるのも、挫折をふせぐポイントになります。
教材を選んだり、傾向や対策を練ったりといった手間をあらかじめ他の人がしてくれている
わからないことを質問・相談できるのが、学校や講座を受講する最大のメリットです。
・この勉強の方法であっているのか
・この参考書でいいのか
・どうしてこの答えになるのかわからない
・なにから手をつければいいのかわからない
こういった不安や悩みで、勉強がはかどらない人にはおすすめです。
限られた時間の中で成果を出すためには、アレコレ悩む時間ももったいないというわけですね。
まとめ
スキマ時間でも、ポイントをおさえて要点を暗記するのが社会福祉士試験合格のコツです。
そのためには、おすすめの方法を5つご紹介しました。
・すべての科目がまとめられた参考書を使う
・ノートにまとめず、参考書や問題集に書き込む
・模試や過去問@は使い方やタイミングも大切
・耳からもインプットする
・講座を受講して、独学を避ける
ひとつでもご自分の生活に取り入れられるものがあるハズです。
最短で資格取得を目指して、がんばりましょう♪
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社会福祉の合格率ってご存知ですか?社会福祉士の国家試験の合格率が低い理由を考えてみました。
気になる社会福祉士の資格試験の難易度。大切なのは、あなたにとって難しいかどうかです。
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