祝日なのに、大学の授業があるなんて…。
バイトやデートの予定を入れたい
ゆっくり休みたい
そんなあなたに、どうして大学では祝日も授業があるのか、それによってどのような恩恵があるのかをご紹介します♪
大学で祝日に授業があるのは回数が決められているから
祝日に授業が行われるのは、カリキュラムのきまりがあるからです。
大学では、授業回数は、半期の中で15回必ず確保することになっています。
文部科学省や厚生労働省から、
「大学や短期大学・専門学校の授業は1科目につき最低15回以上確保すること」を義務つける指示が出されているためです。
多くの大学では、1年を前後半の2期に分けています。
そして、各科目の授業や期末試験や追試・再試験、成績の判定などは半期ごとに終わらせることになっています。
さらに各科目の構成は、15回の授業と期末試験で構成されるのが原則となっているのです。
ですので、半期15回の授業回数を確保するために、祝日であっても授業をすることがあります。
大学の授業がある祝日は?
授業回数にもよりますが、授業が行われる可能性が高いのは、ハッピーマンデー法で月曜日に移動された祝日ではないでしょうか。
ハッピーマンデー制度の導入
連休を作りお休みを有意義なものにしてもらおうという目的で導入された制度
これにより、
・成人の日
・体育の日
・海の日
・敬老の日
この4つの祝日が月曜日に移動されました。
その分、月曜日に行われる授業の回数が減ってしまうことになります。
そのため月曜日は祝日であっても授業を行う大学は多いのです。
もちろん金曜日の祝日が授業になる場合もありますけどね。
祝日に授業をしなければどうなるの?
祝日に授業のない大学もあります。
ですが、どの大学でも、半期15回の授業回数を確保する必要があるのは同じです。
・どこか別の日に振り替えて授業をする
- 同じ週の月曜⇒木曜にふり返る
- 学期末などに指定の補講日を設ける
- 長期休みに補習をおこなう
・レポートなどの課題を出して、講義の代わりとする
などの調整を行っています。
祝日に講義をした方が、長期休みが長くなるというメリットもありますよ。
どちらを選ぶかは大学の判断によることになります。
まとめ
大学の講義が祝日でも行われるのは、半期15回の授業回数を確保するためです。
長期休みを削って授業をするか、祝日を返上して授業をするか…、その判断は大学によります。
ですが単位を取得するためには必要なことなんですね。
学生はさらにその授業回数内での出席回数も判定の対象になります。
祝日だからとうっかり欠席して単位を落とすことのないように、カリキュラムの日程はしっかりとチェックしましょう。