子どもの歯の生え変わり。
思っていたのと違う場所から歯が出てきたら、びっくりしますよね?
わたしは息子(小1)の上の前歯がなかなか出てこないことに悩んでいました。
半年ほどしてひょっこり顔を見せた前歯は変な向き。
これは歯列矯正が必要なのかも…と思っていると、さらにひょっこりと歯が出てきたのです。
なにがなんだかわかりません。
今回は、わが子の歯が変なところから生えてきた経緯についてご紹介していきます。
変なとこから出てきた歯
左の前歯が抜けたのが2018年4月頃。
なかなか生えてこない永久歯に不安を覚え始めた2018年10月初旬。
ひょっこり生えてきたのが写真の歯です。
ブレブレです。見づらくてすみません。
隣の前歯に対して垂直に生え始めました。
見つけたときは軽くショックを受けましたよ。
これじゃかみ合わせられない…。
歯列矯正ならいくらくらいかかるんだろ~と、ちょっと心配になってきました。
さらにあらわれた次の歯
向きのおかしな歯が顔を見せてから、2週間ほど歯が伸びない時期がありました。
それはそれで心配になりますよね。
そろそろ小児歯科を受診しようかしら…、そう考えていたころに、またまたひょっこりと歯が出てきました。
しかも大人の歯の前からっ!!
「なんじゃこりゃ~」というのが正直な感想です。
左上あごの前から2番目にはまだ乳歯が生えているのに、2本目の歯が生えてきたのです!!
乳歯が抜ける前に永久歯が生えてくるなんて、わたし自身には経験がありません。
ですが、アレコレ調べてみると、結構乳歯の生え変わりの時期には多くみられるようです。
あごの内側に永久歯が生えてきた場合は、舌などに押されて自然と本来の位置に戻るとも言われています。
私がたどり着いたサイトには、「特別異常なことではないので、大人が必要以上に驚いて子どもを不安にさせないでね」というようなことがかかれていました。
めちゃくちゃ子どもを不安に陥れてしまった私…。
反省。
いざ小児歯科へ
自然な位置に動くと言われても、それは平行に生えた場合じゃないの?
そう考えた私。
・歯列矯正をするなら早い方が成長とともに動く力も活かせる
・矯正が必要かどうかだけでも判断してもらおう
これらの理由で、子どもの歯列矯正を扱っている小児歯科を受診してみることにしました♪
なにごともなければそれで安心できますし、なにか必要な処置があるのであれば、早い方がいいですよね。
はじめての歯医者さんにびくびくの息子。
レントゲンを撮ってもらうと、そこにはくっきりと2本の歯が重なっている様子が映し出されていました。
いや、肉眼でも確認できるのですが(笑)
ですが意外だったのが先生の一言でした。
「これは過剰歯ですね~!」
は?
過剰歯は歯が多い状態
過剰歯はその字の通り、「歯が本来の数よりも多い」のだそう。
(一方で本来の数よりも足りない場合を「欠損歯」と言います。)
息子の場合、2本とも上あごの真ん中の歯なのだそうです。
レントゲンで見ると、たしかに2番目の乳歯の奥には永久歯がスタンバイしておりました。
これは肉眼では確認できませんね。
変なところから生えてきた原因は、歯が生えるスペース不足によるもの。
歯茎の中で過剰歯がぶつかり合って、なんとかひねり出されてきた結果のようです。
当然と言えば当然ですが、うっかりスペースがあれば、キレイにたくさんの歯が生えることもあるわけですね。
※「過剰歯」で検索すると、結構怖い画像も見つけられました…。閲覧注意です。
過剰歯の治療や受診のタイミング
わが子の場合は歯並びに影響するので、抜歯をすることになりました。
隣の歯に垂直に生えている方を不要な歯をして抜くことに。
すでに歯茎から顔を出している状態なので、抜歯だけですみますが、これが歯茎の中にある状態で発見されていたら、切開する必要もあったのだとか。
小学校入学したての歯科検診で虫歯の治療に行った際に、レントゲンで発覚!といったケースも多いようですね。
こわい…。
変なとこから生えてから受診したのは、案外ベストなタイミングだったのかもしれませんね。
とはいえわが家の長男は、全身麻酔の手術経験者。
息子、いろいろもってるな~。
抜歯の際の緊張をほぐせるように、処置後の痛みを和らげるように、母もアレコレ考えておかなきゃ♪
まとめ
子どもの歯の生え変わりの際に、変な場所から生えてきたりするのはよくあることです。
自然と本来の位置に戻るケースも多く、あわてる必要はないというのが一般的な意見のようです。
とはいえ、息子の前歯が変なところから生えてきた原因は「過剰歯」によるものでした。
過剰歯なんて、なったことある人しか知らないのでは?と思いますが、これも医療的には珍しくないとのこと。
少しでもお子さんの歯並びなどで気になることがあれば、小児歯科に相談してみるのが一番ですよ。
わたしの体験があなたの参考になれば、さいわいです。
次回、処置の様子を追記します。