夫の離婚要求に耐えかね、長男の小学校入学を機に別居をはじめた私たち家族。
ボロボロだったのはわたしだけでなく、子ども達も同じでした。
別居当初はかなり不安定な子ども達でしたが、4か月たつと、不思議とおだやかな毎日がやってきました。
別居してよかった~と思っています。
長男が夏休みに入るタイミングに、一区切りつける意味で別居後の生活を振り返ってみたいと思います。
長いです。
よろしければおつきあいください。
この記事に書かれていること
別居前はまさに瀕死状態
笑っちゃうようなドタバタをご紹介させてください。
昨年のクリスマス以降、わがやは本当にめちゃくちゃだったんです。
その前もひどかったけど、本当に限界がやってきました。
年末年始
12月に入り風邪をひくことが増えた子ども達。
夫からはそんなこともおかまいなしに、執拗な離婚要求をラインで送りつけていました。
「いつまでこの家にいるつもりなの?」
「子どもたちはいらない。でていけ」
文面もひどい!!
こっちは正直、それどころじゃな~い!!
病院に日替わりで通い、機嫌の悪い子をあやしつつ、長い待ち時間を過ごす苦労も知らずにっ!!
と、悲しみを超えた怒りを抱えて過ごす日々でした。
夫には正式に第3者を立てて書面でやりとりをしてくれるようにお願いしましたが、彼はそいういったわずらわしいのが苦手で。
結局は離婚したいというばかりで、具体性もなく、話し合いにもなりませんでした。
私が作ったご飯を食べて、
私が干した服を着て、
私が磨いた便器に座り(笑)、
私が洗った風呂に入るくせに。
今の時代ネットで法律相談もできますし、時間ならいくらでもあったと思いますよ。
そんな生活の中、次男は胃腸風邪をもらい、嘔吐下痢をくり返し点滴を打つほどに。
クリスマスを実家で祝った翌日、私の叔母が急逝。
実家の両親は通夜のために帰郷したため、私と子ども達で実家の留守番をすることになりました。
ですが、その晩遅くに次男がけいれんをおこして、救急車で病院へ。
あいにく大人が誰もいないので、寝ている長男長女もパジャマのまま救急車に乗せました。
ワンオペ育児の極みですよね…。
点滴を受けて症状の落ち着いた次男と元気な長男長女を連れて、タクシーで実家に朝帰り。
ですが2日後に次男は入院することになります。
通夜や葬儀を終えたばかりの両親に長男長女を預けて、年末年始を病院で過ごすことに。
一年前は夫の実家で、生後3か月の次男を連れてだんらんをしていたのが嘘のようでした。
親族にバイオハザード
次男の入院中に、さらなる悲劇が起こりました。
長男長女も嘔吐下痢を発症し、吐物を浴びた実家の母が倒れ、応援にかけつけてくれた姉、義兄、正月に帰省していた実兄家族をまきこんでの大感染祭りです!!
本当にもう、バッタバッタと人が倒れていきました…。
夫は年末に次男の見舞いに1度来て、その足で長男長女を1晩預かってくれましたが、それきり。
彼のこの姿が、わたしの家族に深く刻まれることになります。
退院後、わたしは弁護士を探してあちこち相談に行きました。
もう潮時だな、そう感じました。
2月に家族離散
2月に入り、10日ほど私が入院したんです。
もともと体調がすぐれずなんとかこらえていたものが、年末年始の疲れもあってあふれだしました。
実家の両親も年ですし、身内の不幸から感染祭りを迎えており、かなり瀕死の状態です。
しかたなく長男長女は里親に預けることになりました。
次男のみ実家に預けて、家族バラバラの生活でした。
里親さんは本当に子ども達を可愛がってくださり、思い出もたくさん作ってくれました。
今でも子ども達は楽しかったことを思い出して、話してくれます。
ですが、私のいない生活で子ども達には大きな不安を与えてしまいました。
3月は入院フィーバー
わたしの退院後しばらくして次男が風邪をこじらせました。
中耳炎と肺炎にかかり、1週間の入院に。
さらにこの入院中に、長男は原因不明のアナフィラキシーを起こして、別の病院に入院。
見事にパンパンに腫れあがった目や唇、腕や脚はじんましんがたくさんでていました。
点滴の効果かさいわいにも翌朝には腫れもひき、無事に退院できました。
数日後の長男の卒園式が次男の退院日。
付添い入院先の病院から卒園式に参加するも、式の途中で長男が倒れ、救急車で病院に運ばれることになりました。
夫に連絡をしたかどうかは覚えていません。
次男の退院に付き添ってくれていた両親と一緒に、長男も無事に帰れましたが、本当にバタバタな1日でした。
それからしばらくして私が別居を決意する1日が訪れます。
これまで長男・次男の病気に大人たちがみんなふりまわされていた中で、
ひとりおとなしく耐えていた長女が流した涙。
いまでも忘れられません…。
春の新生活は大荒れ
それまでも実家でお世話になることの多かった子ども達。
とはいえ、「おじいちゃんとおばあちゃんの住む家が自分の家になる」というのは、
いまいちピンと来ていない様子でした。
環境の変化は少しでも少ない方がいいと、長女と次男の保育園は変わりませんでした。
ただし長男は別。
それまで行く予定だった自宅近くの小学校から、私の母校に入学することになったんです。
友達も知り合いすらいない状態での入学式になりました。
慣れない環境はで同級生もみんな一緒ではありますが、長男はそれからひと月ほど荒れていました…。
夕方になるとぐずって大泣き、おねしょ・おもらし、疲れきって夕食を食べずに寝てしまうことも。
駄々もたくさんこねました。
お世話になっていた心理士さんや、保健師さんに
思いっきり甘えさせてあげてくださいと言われても、
体力も気力も削られている私にとってなかなかにしんどい時期でした。
もちろん子どもが抱えてるストレスの方がはるかに大きいのですが…。
恥ずかしい話ですが、私も息子と一緒にたくさん泣きました。
別居をしたことが間違いだったのかもしれない
私がもっと強ければ、すべてがうまくいったのかもしれない
これから先、なにをやってもうまくいかない気がする
…そんな気持ちでした。
同じ時期に長女もおもらしやおねしょが増えました。
彼女もストレスに耐えていたんだと思います。
≫≫4歳でおもらしが再発!!原因はストレス?やさしい対処法を探る
長男長女が落ち着いてきたのは、6月くらいです。
5月の下旬にもなると、長男も友達ができて学校でのお話を楽しくしてくれるようになりました。体力もついてきたのか、夕方に眠くなってグズグズすることもなくなり、1日ずつ、少しずつ変わっていったんです。
長女のおもらしも週に3回が1回に減り、お昼寝時にたまにあるくらいに落ち着きました。
毎日毎日が悩ましくて、すごく長い期間に感じましたが、
ふり返るとそうでもないんですよね。
夫との面会
弁護士さんを交えて、離婚協議を進める中で、月に1回面会交流を設けることにしました。
はじめは面会しないと言っていた夫ですが、こちらから提案し、しばらくすると向こうから会いたいという態度をとることに。
いろいろと思う部分はありますが、大好きなお父さんに会えると子ども達もうれしいようです。
5月の面会では、別れ際にさみしさがつのり夫に抱きついて大泣きした長女も、この頃はいつでも会えるといわんばかりにサラッとさよならを告げて別れています。
子ども達を夫に会わせることに、実母はいい顔をしません。
お正月のバイオハザードの時、長男の卒園式など、実家には大変な思いをさせてしまいましたし、父親である夫はほとんど何もしませんでしたので、仕方ないことでしょう。
面会は子ども達のためにすることなので、子ども達が「もう会わなくていい」というまでは続けなきゃという気持ちです。
次男の変化と複雑なきもち
長男長女は別居時に不安定になり、2カ月ほどで徐々に落ち着いていきました。
一方、次男はというと、もともと祖父母に甘えることの多い状況で育っていたので、それほど変わりありませんでした。
夫に抱っこされた回数よりも、祖父母に抱っこされた方がはるかに多いんですもの。
当然ですよね。
暖かくなったのもあって、体調も落ちついています。
ですがこのごろおしゃべりもどんどん上手になっている次男。
ひさしぶりに面会した夫に対して「とおと(お父さん)」と話しかけるようになりました。
はじめて聞いたときには、思わず心の中で「うへええええええ!?」と突っこんでしまいましたよ。
もったいない、もったいない!!
保育園や絵本などで、「お父さん」の存在を認識してるんでしょうね。
さらには「おうちにかえる~」が口ぐせです。
お風呂で遊んでいてお外にでたいときも「おうちにかえる~」というので、深い意味はなさそうですが。実家のリビングでくつろいでいる時に言われると、夫の住む自宅のことなのかも…と思ってしまいますね。
次男が生まれてはじめて暮らした家。
家族5人で楽しく過ごした日々もあった。
覚えていてほしい気もするし、忘れていてほしい気もする…。
複雑な気持ちです。
さいごに
いろいろと、とりとめのない話になりました。
今年の初めのことを思い出せば、本当に落ち着いた生活ができています!!
別居してすぐには、子ども達も環境に慣れず不安定になりましたが、2カ月ほどでしだいに落ち着いていきました。
安心して食事をして眠る生活に、私の方がさきに慣れたからかもしれません。
子ども達が泣いたり騒いだりするとわたしも心が乱れましたが、それ以上に落ち着いて過ごせる時が増えました。
夫からの離婚要求も届かなくなり、なにもかも投げ出したいような衝動にかられることもなくなりました。
ひとつずつそれなりにこなせればヨシとして、やりたいことも増えてきたんです。
母親がハッピーなら、子どもは大丈夫なんでしょうね。
子ども達にとっても、母1人を取り合う状態ではなく、祖父母にも助けを求められるというのは心強い部分があるのではないでしょうか。
人が増えれば悩みが増える部分もありますが、今はただ別居できたことに、それを助けてくれる両親に感謝しています。
最後までおつきあいいただきありがとうございます。
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夫との面会は気の重いものです。
特に別居したての頃は、本当に頭の中がぐちゃぐちゃでした。
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