新1年生の入学準備で文房具などが一通りそろったら、やっておきたいのが通学路の下見!!
お子様の通学路の下見はもうされましたか?
ぴかぴかのランドセルを背負って元気に歩くわが子の姿。
想像すると晴れやかな気分になりますね。
しかし一方で、なにごともなく学校へたどりつけるのかしら…と不安な気持ちになることも。
ちょっとランドセルも大きく感じるし、本当に一人でも大丈夫??
保育園や幼稚園では親の送迎が当たり前だったのに、急に学校まで歩けるものでしょうか。
その気持ちよくわかります!!
私も春から新1年生の子どもを持つ親。
先日わが子と通学路を下見して、色々と考えることがありました。
実際に歩いてみることは本当に大切ですね。
今回は交通安全に注目して、通学路の下見をする際に気をつけたいポイントや注意する場所について調べてみました。
ここに注意してお子さんと歩いてみることで、親子とも登下校の不安を解消しておきましょう!!
参考:「なくそう子どもの交通事故」警視庁
:交通事故総合分析センターまとめ
この記事に書かれていること
子どもと歩いてみる前に
通学路を下見する前に、大人が確認しておきたいことがあります。
それは、新1年生の事故の状況と、子どもへ教える際のコツみたいなもの。
大人が事故の怖さをしていることで、子どもへの伝わり方も変わってくるはずです。
新1年生の事故の現状
警視庁のデータをみると、次のような傾向があります。
・登下校中の事故、7歳児が1番!!
表の引用:小学校一年生が登下校中にあった死傷事故 交通事故総合分析センター
2015年 交通事故総合分析センターのまとめでは、「歩行中の交通事故死傷者数」は7歳児が1400人、その他の年齢と比べても2倍以上の差があることがわかります。
これは子どもだけで行動する機会が増える一方で、まだまだ危険を認知する能力が低い7歳児の特徴によるものだと考えられます。
・特に注意したいのは男の子!
平成29年の警視庁のデータによると、
子どもの交通事故での男女の内訳は男の子が6割以上となっています。
件数は女子のほぼ2倍。
男の子を持つ親には心配ですが、たしかに…と思う場面もありますが、気をつけてあげたいですね。
一緒に確認する際のコツやポイント
実際に歩きながら、子どもにどのように伝えていくといいのでしょうか?
せっかく一緒に歩くなら、より効果的に安全について教えてあげたいですよね。
次のポイントに気をつけることで、子どもにわかりやすく、記憶にも残りやすい伝わえ方になるようです。
1.周りに気をつけることを教える
子ども自身が安全な行動をとれるように、周囲にも気をつけることを意識づけるようにしましょう。
周囲の車に気をつける。前からくる自転車やすれ違う人にも気をつけるなどは、交通安全だけでなく、不審者対策にもつながります。
2.子どもの目線でみてみる
大人と子どもの目線は違います。
壁の高さが死角になることもありますよね。危ない場所が足元にあるかもしれません。
子どもの目線で確かめてみましょう。
3.自分で考えさせる
これまで親や大人に守られていた子どもも、「自分で身を守る意識」を持つことが大切になっていきます。
あぶない場所を教えるだけでなく、「どこが危ないと思う?」「〇〇ちゃんだったらどうする?」など、子ども自身が考える機会を増やしてあげると、理解が深まります。
ご自宅で交通事故のニュースなどを見たときにも、「どうすればよかったのか?」ご家庭で話し合ってみるのもいいですね。
4.車の動き方を教える
車は急に動き出したり、死角があって子どもがいることに気づきにくかったりします。
車の右左折の合図の出し方や、曲がり角をまがる時には後ろのタイヤにも気をつけるなど、一緒に歩きながら、見て覚えさせることも大切です。
くりかえし何度も教えることで定着していきます。
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通学路の危険な場所をチェック!
通学路とはいえ、注意が必要な場所は意外とたくさんあります。
実際にお子さんと通学路を歩きながら、以下のような場所を確認していきましょう。
危険な場所について話すだけではなく、目で見て、どういうところが危ないかを教えることで、子どもの記憶にも残りやすくなります。
注意が必要な場所
- 交差点
- 横断歩道や陸橋
- 路上駐車の多い場所
- 車の出入りが多い場所
- 工事中の場所
- 水路や川がある場所
- 道幅が狭い場所
- 交通量が多い場所
- ガードレールがない場所
なぜ注意が必要なのか、どういうふうにすればいいのかを子どもに確かめながら歩いてみましょう。
「危ないからダメ」と注意するだけでなく、「こんな風に危ない」と具体的に教える方が子どもも危機感を持つようです。
先輩ママの中には、道幅の狭い道路や薄暗い抜け道など、あえて危険な道を通らせて「ここを通ったら危ない」と教えた方もいらっしゃいます。
安全確認の方法をたしかめよう!
ご家庭はもちろん、幼稚園や保育園でも安全確認については、色々とお話をされたことと思います。
入学前にもう一度おさらいしながら歩いてみるといいですね。
歩くときのお約束
- 道路を渡るときは横断歩道を渡りましょう。
- 信号が赤の時はとまり、青の時は右と左をよく見て、車が来ていないかを確かめてから渡りましょう。
- 道路を横断中も、右と左をよく見て、車が来ていないかを確かめましょう。
- 道路や車のそばでは、絶対に遊ばないようにしましょう。
- 道路には飛び出さないようにしましょう。
引用:「なくそう子どもの交通事故」警視庁
道路を渡る時に、まよったら止まることも大切です。
また青信号だからと安心せずに、
きちんと車がいないことを確かめること、運転手さんが自分のことをちゃんとわかってくれているかを確認することも念を押しておきたいですね。
「青だけど、車はわたしをみてるかな」
こんな標語がありました。
これは子どもの記憶にも残りそうでいいですね!
まとめ
通学路には危険もいっぱいですが、きちんと危険な場所や交通ルールを確かめておけば、子どもをたくましく育ててくれる道でもあります。
下見のときは、次の4つのポイントを意識して歩きましょう。
-
周りに気をつけることを教える
-
子どもの目線でみてみる
-
自分で考えさせる
-
車の動き方を教える
車の出入りが多い場所や工事現場など、危険な場所も確かめながら歩くと、子どもの記憶にもしっかりと残りますよ。
また交通ル―ルや安全確認についてもおさらいして、楽しく安全に、学校へ通えるようにしておきましょうね。
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