溶連菌感染症と診断されて、2週間ほどの服薬を指示されたのに、うっかり飲み忘れてしまったら…⁇
「あれだけ先生に注意されたのに~」と後悔しても、時すでに遅し!!
なにごともなかったかのように、次の薬から飲み続ける?
でも薬を飲まなかったらどうなるの??
そんなあなたに溶連菌感染症の薬を飲み忘れたときの対処法や、実際に医師に相談した際の体験談をもとにご紹介していきます。
この記事に書かれていること
薬を飲み忘れたときの対処法
私が薬局で指導された対処法は次の通りです。
①飲み忘れに気づいたときにすぐ飲む
②次の服用までに時間がないなど、仕方がない時は一回飛ばして飲む
③一度に2回分は飲まない
溶連菌に感染したら、完全に菌をやっつけるために2週間ほど抗生剤を服用することになります。
例え症状がおさまっても、体内には溶連菌が残っていますので、飲み忘れは厳禁です。
そうはいっても、うっかり飲み忘れることがあるんですよね。
抗生剤は、指示された量を指示された回数飲むことで、体の中に成分が一定に保たれることになります。
抗生剤を飲み忘れると、体内の抗生剤の効き目が弱まり、再発のリスクが高まるのだとか…。
そのため、できるだけ1日の回数を守ることが大切なんですね。
ですが、飲み忘れに気づいたからといって、一度に2回分飲むのはNGです。
濃度などによる副作用が考えられるからです。
例えば、1日2回の服用の場合に、朝に飲み忘れても昼に飲むのはかまいませんが、夜の服用までに8時間程度間隔をあける必要があります。
ですが、飲み忘れに気づいたのが夕食前だったとしたら…?
そんな時には、仕方ないので1回飛ばしても構わないと言われました。
実際に朝に2度ほど飲み忘れてしまい、1日1回の日がありましたが無事に完治しました。
あくまでもベストは決められた量と回数を守ることですよ。
医師に相談してみると安心
何度か薬を飲み忘れたことを医師に相談しました。
溶連菌感染症の合併症の恐ろしさをトクトクと語ってもらったにもかかわらず、飲み忘れたことを伝えるのはかなり勇気がいりましたが。
症状が治まっていて、飲み忘れた後は続けて飲めていたのかを確認され、
「とにかく今後は薬を飲みきってください」と指導されました。
症状が出ている時に薬を何日も飲まなかったら、治るものも治らないのかもしれませんね。
抗生剤を飲みきってからは、後日尿検査を受けるように指示されます。
この検査で、溶連菌感染症が治ったかどうか、合併症が起きていないかがわかるようです。
わが子もなんとか無事に完治してくれて、ほっと一安心です。
溶連菌はまたかかる?
実は溶連菌には何種類もあります。
そのため、一度溶連菌感染症にかかったとしても、また別の溶連菌に感染する可能性があります。
この菌自体はそこら中に普通にいる菌です。
その時の免疫力や菌の感染力などによって、人生に4~5回ほどかかることもあるのだとか。
小さな子どもだけではなく、大人も感染します。
のどに痛みを感じたら、熱がなくても、受診することをおすすめします。
まとめ
溶連菌感染症の抗生剤を飲み忘れてしまった…、そんな時には、
①飲み忘れに気づいたときにすぐ飲む
②次の服用までに時間がないなど、仕方がない時は一回飛ばして飲む
③一度に2回分は飲まない
できる限り、決められた量と回数を守り、最後まで飲みきるようにしましょう。
たとえ症状がおちついていても、体内の溶連菌が完全に死んでいなければ、再発したり、合併症をおこすことにもつながります。
心配な場合には、早めに医師に相談されてみてくださいね。