突然わが子が白目をむいてピクピクとひきつけを起こしたら、どうすればいいのか?
はじめての痙攣なら、救急車を呼びましょう!!!
とはいえ、痙攣そのもので死ぬことはまずありません。
まずはおちついて、痙攣している子どもが窒息しないように気をつけてあげてください。
子どもを横向きに寝かせて、唾液や食べ物がのどにつまらないようにしましょう。
痙攣が起きている間はとにかく長く感じますが、大丈夫!!
わたし自身の経験や医師から聞いたことを参考に、子どもが痙攣をおこした際の対処法をまとめました。
おちついてくださいね。
この記事に書かれていること
子どもが痙攣をおこした際の対処法
子どもがけいれんを起こしたら、あわてずに次のように行動しましょう。
①まず落ちつく
・深呼吸
・はじめての痙攣なら救急車を呼ぶ
・子どもの衣服をゆるめる
②こどもの窒息に注意する
・横向きにねかせる
・口をむりやりあけない
・口にタオルを詰めない
・子どもの体をゆすらない
③できるだけよく観察する
・痙攣の様子(左右対称か・顔色・何回も繰り返す)
・何分痙攣しているか(5分未満・それ以上)
・熱があるか
もう少しくわしく説明していきますね。
対処法①まずはおちつく
はじめての経験に親は必ずあわてています。
当然です。
わたし自身は初めてわが子の異変に気づいたときには、それが痙攣だとは気づきませんでした。
まずは深呼吸して、子どもの着ている衣服をゆるめてあげましょう。
首元にボタンがあれば二つくらいあけて、ゆったりとさせます。
対処法②横向きで寝かせる
痙攣の際にもっとも注意したいのが窒息です。
痙攣では命を落とすことはすくなくても、窒息ではその危険も十分に考えられます。
横に向けることで、嘔吐物や舌が気道をふさぐのを防ぎましょう。
上向きの状態では、吐いたものが口の外に出せずに気管に詰まってしまったり、力が抜けたときに舌が気管をふさいでしまったりするため窒息しやすいのです。
頭はやや反り気味にしておく方が呼吸は楽です。
とはいえ痙攣の最中には、頭も肩もガッチガチに硬直していて、横向きに寝かせても、床から浮いていました。
痙攣中は何があってもいいように、離れずに見守りましょう。
嘔吐して口周りや鼻の穴などにつまっている時には、ガーゼなどでふき取ってあげてもいいようです。
これはNG!!窒息防止のためにやりがちな対応
子どもの痙攣中、よかれと思ってやってしまう行動が実はよくないことも…。
舌をかまないように、窒息しないようにという理由でも、次のことはしないでください。
・口をこじあけて、中身を出そうとする
・口にタオルをかませる
・口から薬を飲ませようとする
・子どもの体をゆらす
窒息を防ぐためには、体を横向きにするのが一番。
頭をやや反り気味にして呼吸を楽にする、口の周りや鼻などに吐しゃ物があればふき取る程度で、それ以外には基本何もしないことが大切です。
痙攣時に舌をかむ可能性は低く、仮に噛んだとしても命を失うことはないそうです。
また痙攣は強い力で歯をかみしめているので、めったなことでは口を開けることができません。下手に開けようとして口の中を傷つけたり、指を切ったりすることもありますので、口を開ける必要はありません。
痙攣がおさまれば、横向きの状態だと自然と口の中のものが出てきますし、子どもによっては 勝手にもぐもぐと食べ始めたりもします。
子どもの体を揺らすと、その刺激で痙攣が長引く可能性があるそうです。
わたし、焦って激しく揺らしてしまいました…。
対処法③.できるだけ様子を観察する
あとで病院を受診する時のために、できるだけ症状を観察しておきましょう。
痙攣時のチェックポイント
・時間をはかる
多くの場合2~3分ほどでおわります。
痙攣が5分以上続きそうな場合は救急車を呼びましょう。
・痙攣の様子をみる
全身か一部かどうか
左右対称かどうか
左右非対称の痙攣の場合は救急車を呼びましょう。
・痙攣以外の症状をみる
熱があるかどうか
下痢があるかどうか
痙攣のあと元気にしているかどうか
何度も痙攣をくりかえすか
短い時間に何度か痙攣をくりかえしたり、1日に2回以上痙攣をおこした時には救急車を呼びましょう。
子どもの痙攣で救急車を呼ぶ?目安は?
とにかくはじめてのときはあわててしまうのが痙攣です。
救急車を呼ぶ目安としては、
・生まれてはじめて痙攣をおこした
・痙攣が5分以上続いている
・短い時間に何度もくり返しておこる
・痙攣が左右非対称だったり、一部だけにおこる
・症状がおちついても、意識がもうろうとしていたり体調がすぐれずグッタリしている
上のひとつでも当てはまれば、救急車を呼んでください。
子どもの痙攣が普通か異常かなんて、素人には判断できません。実は救急隊員にだって判断はできません。
救急車を呼ぶか悩んだ時には、救急電話相談(全国同一で「#8000」をダイヤル)に電話してみるのもいいですよ。
≫≫子ども医療電話相談事業(厚生労働省のページにとびます)
電話先の医師や看護師さんが冷静に状況を判断して、必要とあれば救急車を手配したり、夜間や救急対応の病院を紹介してくれます。
2度目以降の痙攣の際は上のチェックポイントなどを観察して、症状が落ちついたら早めの受診を心がけましょう。
痙攣をおこした後、元気にすごしているようなら翌日の受診でも、問題ないとされています。
このあたりは親の判断にゆだねられる部分ですね。
わたしは念のために病院は必ず受診します。
まとめ
子どもが痙攣をおこしたした時の対処法
①まず落ちつく
・深呼吸
・はじめての痙攣なら救急車を呼ぶ
・子どもの衣服をゆるめる
②こどもの窒息に注意する
・横向きにねかせる
・口をむりやりあけない
・口にタオルを詰めない
・子どもの体をゆすらない
③できるだけよく観察する
・痙攣の様子(左右対称か・顔色・何回も繰り返す)
・何分痙攣しているか(5分未満・それ以上)
・熱があるか
・下痢はないか
窒息に注意しながら落ちついて対処しましょう。
痙攣の時間は2~3分のものでも、とっても長く感じるもの。
実際その間は呼吸もまともにできていないので、顔色も悪いんです。
「やばいやばいやばい」となるのはわかります。
救急車は「119」、救急電話相談は「#8000」です。
ご参考にされてくださいね。
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