母乳やミルクを美味しそう飲む赤ちゃん。
でもほかの水分って、飲まなくてもいいのか心配になりませんか?
一般的には母乳やミルクを飲ませていたら、特別な水分補給は必要ではないと言われています。
ですが、季節や体調などでいつもよりのどが渇くことは大人にだってありますよね??
やはり時期や状況によっては、母乳やミルク以外の水分を与える必要があるんです。
わたしは夏に授乳回数が増えたことをきっかけに、脱水症状に(笑)
「母乳の生産が追いつかない」と感じ、当時4カ月の赤ちゃんに母乳以外の水分補給を試みることにしました。
この記事では、日常生活で赤ちゃんに水を飲ませる方法や始め方、タイミング、おすすめの飲み物などをまとめました。
この記事に書かれていること
赤ちゃんに適した水の飲ませ方
どれくらいの月齢から、どんな道具を使って水を飲ませればいいのか、初めてのママにはわからないことだらけですよね。
基本的には白湯(湯さまし)を、赤ちゃんの飲みやすい方法で与えてあげれば大丈夫。
表 赤ちゃんにおすすめの飲み物や飲み方一覧
どんな飲み物をいつ頃飲み始めるのか、どんな道具を使うのかなどを表にまとめてみました。
育児書を読んだり、実際の体験をまとめたものになります。
一般的には赤ちゃんの水分補給には母乳やミルクをしっかりと飲めていれば、その他の水分補給は必要ありません。
ですが与え方や飲む量は時期や赤ちゃんによっても違います。
お子さんの成長に合わせて、あれこれチャレンジされてみてくださいね。
月齢別 水の飲ませかた
どの月齢にも共通するのが、水分補給では白湯や麦茶などのカフェインやその他添加物が含まれていない飲み物を与えることです。
赤ちゃんの未熟な消化器官に負担のない、やさしい飲み物を選びましょう。
ここでは一般的な月齢ごとの水分補給の仕方や量の目安と、わたしの体験談をご紹介していきますね。
生後2~4カ月
哺乳瓶に白湯を入れて与えます。
1回の目安は、20cc程度。
練習するタイミングなら、お風呂上りをおすすめします。
のどが渇いているので、赤ちゃんも比較的抵抗なく水分を口に含んでくれますよ。
最初は不思議がって、口から「べ~」と出すこともありましたが、風呂上りにおむつ一丁な姿だったので、サッと拭いてすませました。
夏だったのでできたことですね~。
離乳食の開始前後
4~6ヶ月に近づくと、離乳食も見据えてスプーン1さじでチャレンジしてもいいですね。
食事の前にスプーン1さじ、食後にまた1さじずつ。
離乳食やミルクなどがメインなので、1日20~30ccを様子をみながら与えるようにしましょう。
離乳食を食べたあとに白湯を飲むと、口の中がさっぱりと清潔に保つことができます。
わたしは子どもに離乳食を与えたあとに白湯を少し飲ませてから、母乳を好きなだけ飲ませていました。
6ヶ月以降~
1日の水分量は、体重1キロにつき100cc(母乳やミルクを含む)が目安となります。
この頃には、食事でスープなどを与えることもありますし、白湯や麦茶にも慣れてきています。
徐々に飲む量も増えてきていますので、お子さんの成長に合わせて与えていきましょう。
与え方についても、徐々にコップやストローで水を飲むように練習を始める時期になります。
便利な道具として、ニップルタイプ、スパウトタイプ、ストロータイプのマグを段階的に使い分けるのもいいですね。
出産祝いで友人からセットをいただいたので、特に悩むこともなくステップアップしていきました。
出典:https://www.amazon.co.jp/コンビ-テテオ-パーティマグ-くまのプーさん-【対象月齢/
スパウトは必要なの??
出産祝いのトレーニングセットに入っていたスパウト。
うちの場合は、なくても全然大丈夫でした。
スパウトタイプを使ったのは、実は3人目が初めて。
せっかくもらったし、この子以外使う子もいないわと使うことに。
コップのみの練習にはなりませんでしたが、ストローより出る水の量が少なくてこぼしにくく感じました。
たくさん飲みたい時はコップ、飲みすぎてあふれたりこぼされたくない時はスパウトという使い分けでした。
ただしストローで飲むときにもコップのようにマグを傾けてしまって、かえって飲みづらい場面もありましたね。
ちょっと混乱させてしまったかも…。
ストローへの移行期では多少混乱する子もいるという一例にされてください♪
子どもによっては一気にストローをマスターしてくれることもあります。
どの子も時期がくれば自然とできるようになってくれています。
わざわざスパウトだけを買う必要はないな、というのがわたしの感想です。
水分補給に適した飲み物は?
基本的に、赤ちゃんにはカフェインや、添加物、余計な糖分が含まれていないものをあげましょう。
おすすめなのが次の3つ。
・白湯
・麦茶
・ルイボス茶
わたしは6ヶ月過ぎたくらい頃から、ルイボスティーも飲ませていました。
妊婦の時から鉄分不足やデトックス効果を期待して、わたし自身が飲んでいたのでたまたま自宅にあったんです。
ノンカフェインなので、赤ちゃんも生後1ヶ月くらいから飲めるとされています。
水分と一緒に鉄分やミネラルも補給できるので、不足気味の方はためしてみるのもいいですね。
白湯や湯さましの作り方
一般的に白湯や湯さましと呼ばれるものは、水を沸騰させたお湯を冷まして作ります。
温めるのではなく沸騰させるのがポイント。
赤ちゃんに飲ませる水は、必ず沸騰させましょう。
消毒やカルキ抜きをすることができますよ。
ただし沸騰させるだけでは、かえってよくないのです。
ふたをせずに15分程度沸騰させた後、火を消して1時間以上放置しておきましょう。
水道水を沸騰させた直後は塩素の濃度が濃くなり、「トリハロメタン」という発がん性のある有害物質が増えると言われています。
どちらも15分以上沸騰させれば除去できるので、ふたをせずに沸かしましょう。
赤ちゃんに与える麦茶は薄める?水だしは?
麦茶も水と同じように、沸騰させて使います。
水だし麦茶は、沸かした白湯を使いましょうね。
赤ちゃんには大人の麦茶を白湯で薄めてあげましょう。
わたしは初めての麦茶は1:3くらいの割合で薄めて、1歳くらいまでは薄めた物を与えていました。
赤ちゃんが味に慣れて、普通の麦茶でも飲めるようになれば、薄める必要もなくなっていきます。
ちなみにルイボスティーも麦茶と同様に、最初は薄めてあげてみましょう。
麦茶もルイボスティーも無理して飲ませる必要はありません。
白湯が飲めれば、水分補給には十分ですよ。
ジュースは水分補給に適さない
甘い飲み物には糖分がたくさん含まれています。
その分カロリーが高くなりますが、そのほかの栄養素はとくにない、空っぽのカロリーです。
また、こまめに歯みがきができない小さな子は虫歯のリスクも高まります。
なにより甘いものを飲んでも、のどの乾きがなくなった気はしませんよね。
甘いものは赤ちゃんにとっても魅力的。
ジュース欲しさにただの白湯や麦茶を飲みたがらなくなったり、ご飯をたべたがらなくなったり、デメリットも多いのです。
適度に楽しむのが難しい年ごろだからこそ、「水分補給」には白湯や麦茶がおすすめですよ。
赤ちゃんの水分補給のタイミング
赤ちゃんの水分が失われやすいのは次のようなときです。
・たくさん泣いたあと
・寝起き
・お風呂上り
・おでかけや外遊びのあと
・たくさん汗をかいたあと
・長い間ミルクをのんでいない
・熱がある
・下痢をしている
のどが渇いていても、それを知らせる手段が限られている赤ちゃん。
泣いたり、おっぱいをのみたがったりして教えてくれます。
おしっこの量が少なかったり、オムツのおしっこの色がピンクに近いのも、体の水分不足のサインです。
母乳やミルクを与えても、足りなさそうだな…と感じたら、別の水分補給の方法を考えてみましょう。
ちなみに母乳で育てていた私の場合、赤ちゃんがほしがるタイミング以外では、自分ののどが乾いたときには、赤ちゃんにも水分をすすめるようにしていました。
こまめに水分補給をしてあげましょうね。
まとめ
赤ちゃんに水を飲ませる方法をまとめてみました。
月齢や方法はあくまでも目安です。
母乳だけでの水分補給にお困りでない場合は、離乳食などと同じように1歳児を目安にすすめていかれる方も多いようです。
ひとりで歩けるようになると、水分補給も自分でできるようになっていきます。
お子さんとご自身のペースに合わせて、徐々にすすめていってくださいね。